5月3日(祝・日)に京都競馬場で行われる第173回天皇賞(春)(GI)に出走を予定しているアクアヴァーナル(牝5、栗東・四位洋文厩舎)について、追い切り後に行われた四位洋文調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「使い出しは2000mでしたが、レースを使っていく中で、長めの距離の方が競馬しやすいというか、最初の頃は馬混みに入ると嫌気を差して全然能力を発揮できない競馬もあり、長い距離で揉まれない位置で競馬をする方がこの馬にはいいのではないかと感じています。スタミナもあるタイプで、折り合いも全然苦にしない馬です。
普段はわりとおっとりしています。牝馬はどうしてもカリカリするところがあるのですが、馬房ではあまりそういうところは見せないですし、オンとオフがしっかりしている馬なのではないかと思います。
前走の阪神大賞典は、重賞で、そう甘くはないだろうと思っていたのですが、坂井瑠星騎手がとてもいいエスコートをしてくれて、上手な競馬ができました。勝った馬は手応えが違いすぎましたが、しっかり2着に来てくれて、よく頑張ってくれたと思います。
さすがにレース後は少し疲れが出ましたが、放牧に出して、リフレッシュさせて、いい感じで栗東に戻ってきました。その後はいつものパターンで、予定通りの調整ができています。一週前の追い切りは、前走からの間隔もそれほど開いていませんし、時計がどうのこうのというのは無く、松山騎手には初めてのコンタクトなのでいい感触をつかんでほしいと思っていました。相変わらず元気いっぱいで、いい追い切りだったと思います。
先週から出来がどのくらい上がっているのかをジョッキーに確かめてもらいたかったので、今週の追い切りにも乗ってもらいました。時計の指示は出しているわけではなく、最後いい反応をするかどうかを確かめてもらう程度だったのですが、いい反応がありましたということでしたので、とてもいい追い切りだったと思います。
もともと飼い食いは良かったのですが、若い頃は食べたものがなかなか実にならず、少し細い感じがありました。それが、去年の秋ごろから食べたものがグングン実になって、体もどんどんパンプアップしてきました。体重も、デビュー当時からすると結構増えましたし、牝馬にしてはなかなか珍しいタイプではないかと思います。
GIで、強い馬がたくさん出てきますから、前走もそうでしたが、今回もやはり甘くは無いと思っていますし、チャレンジャーという気持ちで精一杯ぶつかっていってほしいと思っています。牝馬ですが、何とかいい競馬を皆さんに見せられたらと思っていますので、よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)


