12日(日)に阪神競馬場で行われる第86回桜花賞(GI)に登録しているジッピーチューン(牝3、美浦・林徹厩舎)について、追い切り後の林徹調教師のコメントは以下の通り。
(前走のクイーンC2着を振り返って)
「未勝利戦を勝った後、初めての重賞挑戦だったのですが、本当に良い競馬をしてくれたと思っています。
(先頭に立ちかけた時は)ワクワクしました。勝った馬は強かったですが、この馬も良い競馬をしてくれたと思いますし、初めての重賞でこれだけの走りをしてくれたというのは本当に嬉しかったです」
(この馬の良い点と課題は?)
「普段は結構テンションが高かったり、繊細なところがあったりしますが、上手に競馬をしてくれるので、そこはこの馬のセールスポイントなのではないかと思っています。
(課題は)前走に関しても発走前のゲートへの寄りで、他の馬にもご迷惑をおかけしてしまうところがありました。そういった部分で前走後に枠入りや駐立に関しては改めてしっかりと練習させていただきました。普段から調教に限らず、前運動からテンションが高いところがあります。スタッフとも相談しながら、どういったルーティーンを作って行けば馬が一番落ち着いて、前運動、調教をリラックスして穏やかにできるかを試行錯誤してまいりました」
(前走後の調整について)
「一度、山元トレーニングセンターに放牧させていただいて、馬の状態を診ていただきました。メンタルの部分もフィジカルの部分も桜花賞に向けて進めていく中でとても良い状態で送り出して下さいました。今回、桜花賞で4戦目になりますが、テンションの部分がこれまでの中で一番落ち着いて、穏やかに前運動や調教ができています。雰囲気としてはとても良いです」
(調教過程を振り返って)
「(先週は)1週前なので、競馬に向けてある程度しっかりやりたいということで、併せ馬で追走して追い切らせていただきました。もう何も言うことはないぐらい、良い動きでしたので、1週前の追い切りは本当に良かったと思います。
この馬の課題としてテンションと、飼い葉は食べてくれるのですが、ちょっとまだ身になりづらいところがあります。その中で1週前の追い切りが十分過ぎるぐらいの動きでしたので、スタッフとも相談して、ここからはフィジカルよりもメンタル面重視で調教して行こうということになりました。先週の日曜追いはウッドチップコースの正面から出して、10ハロンあるのですが、とにかく前半はゆったり穏やかにリラックスして走らせて、最後は半マイルから15秒-15秒で、終い2ハロンだけしっかり走らせるという追い切りをしました。そちらの動きも本当に良かったです。今日は調整程度で坂路で、最初の2ハロンを15秒-15秒切らないぐらいで入って、終いの2ハロンは乗り手の感触というか、乗り手が感じるところでさじ加減はお任せしました。そういった中での動きもすごく良かったので、本当にスタッフが手を尽くしてくれたおかげで、フィジカルだけでなく、メンタルもとても良い状態で今のところ来ています」
(どのくらいの馬体重で出られそうか?)
「そこが一番の課題だと思います。先ほども申し上げた通り、飼い葉は食べてくれるのですが、身になりづらいところがあります。今回は馬のメンタルの部分を重視して調整するということで美浦で調整させていただいて、こちらの想像以上に馬が落ち着いてくれて、本当に良い形で来ています。あとは輸送だけが初めてですし、未知のところなので、何とかクリアして、良い状態で競馬に向かってくれたらと思っています。
今の馬の雰囲気ですと、すごく良い流れで来ているので、クリアしてくれるのではないかと思います。またその中でスタッフといろいろ相談しながら、クリアするために最善の策を試行錯誤しながらやっていきたいです」
(今回のレースに向けて)
「この馬は東京でも良い競馬を見せていますし、中山でも良い競馬を見せています。上手に競馬をしてくれますし、阪神に変わるからと言って特にコース形態については気にしていないです。
相手も強いですし、この馬はまだ成長過程の中で精神面に課題はあると言えばある状況なので、他の馬のことよりも、まずこの馬がベストを尽くすためにはどうしたら良いかだと思います。おかげ様でここまでは至って順調に来ることができたので、何とか桜花賞までの残りの日も順調に行ってくれたらと思っています。そのために全力を尽くしたいです。
当日の馬場状態とかも含めて枠順が出てみないと分かりませんが、落ち着いてレースに臨めれば良いと思います。前走で北村(友一)ジョッキーが素晴らしい騎乗をして下さったので、あとはもう北村ジョッキーに全てお任せしたいと思っています。
まだ輸送が残っていますし、競馬に向けてまだまだ手を尽くさなければいけないところはあります。本当にここまで順調に来られましたし、実力はある馬ですし、スタッフも手を尽くしてくれているので、何とか良い結果を出したいと思っています。応援していただけたら本当に嬉しいので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします」
(取材:米田元気)

