3月29日(日)に中京競馬場で行われる第56回高松宮記念(GI)に出走を予定しているナムラクレア(牝7、栗東・長谷川浩大厩舎)について、追い切り後に行われた長谷川浩大調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「きょうの最終追い切りは自分で騎乗しましたが、とても雰囲気が良かったです。仕上がりは申し分ないと思います。
オーナーと協議して、高松宮記念が最後ということになりました。ラストランを迎えるということで、しっかり仕上げていこうというところはありました。
前走の阪神カップは、思ったより流れが速くなり、道中で少しズブさを見せた部分もあって、勝負どころでは先行勢とかなり距離がありましたが、そこから自分たちもびっくりするぐらいの脚を使ってくれました。最後は突き抜けるのではないかと思ったのですが、長く脚を使ったぶん、最後は負ける形になりました。それでも能力はしっかり発揮できたのではないかと思っています。
フィジカル面、メンタル面を含めて、衰えがあれば、というところはあったのですが、それを全く感じさせない部分がありましたので、もう一年走らせることになりました。経験値が豊富な馬ですので、進化というよりは大人びてきましたし、余計なことをしないというか、日常は穏やかに過ごしてくれています。
これだけタフなレースを経験してきたにもかかわらず、気持ちが折れないというところが、この馬の最大の武器なのではないかと思います。GI制覇に向けて、毎年熱量は高く持って挑んでいますが、実っていないところを考えると、何とか最後はいい結果で迎えられたらと思っています。
馬の状態も申し分ないですし、浜中騎手には楽しんで乗ってもらえればと思っています。やはり強敵が揃いますし、その中で、この馬自身のレースがいかにできるかというところだと思いますので、本当に楽しんでもらえればと思います。
これだけ長く現役生活を続けさせてもらって、その中でファンの皆さんに応援してもらえることが厩舎としてはとてもありがたく、感謝しています。ラストランになると思いますが、ナムラクレアと浜中騎手のレースぶりを温かく応援してもらえればありがたいと思います。応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

