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3月1日(日)に中山競馬場で行われる第100回中山記念(GII)に出走予定のカラマティアノス(牡4、美浦・奥村武厩舎)について、追い切り後の奥村武調教師のコメントは以下の通り。

「(前走の中山金杯を振り返って)スタートがうまく決まって、ジョッキーが好位をスムーズに取ってくれて、流れに乗れて、先行する馬たちとちょっと離れた、本当に最高のポジションで競馬を進めてもらえました。外から少し早めに仕掛けてくる馬がいたので、仕掛けるのがワンテンポ早くなったかなとは思いましたが、そこから全く他の馬に邪魔されることもなく、スムーズに上がってきて、完璧なレースをしてくれたという印象でした。(最も評価できるポイントは)出していって、ある程度ポジションを取った中で、引っかかりそうになるものを、上手に馬の気持ちを壊さずになだめてくれたところではないでしょうか。

(カラマティアノスと津村騎手の相性も)良かったと思うし、その前にダートを使った時も(石川)裕紀人が同じようなことをちゃんとしてくれているので、馬がいろいろなことをいろいろな人から教えてもらい、ちゃんと学習して成長しているというところが大きいのではないかと思います。

(中間は)中山金杯を勝った後、ノーザンファーム天栄の方に出させてもらいました。牧場サイドともよく話をして、中山金杯を勝つには勝ったのですが、もう少し、皮下脂肪をもう一枚取りたいというところだったので、向こうでの調教もいつもより一段上げてもらって、こちらでも引き続き継続させてもらうという話をして、ここまで来ています。追い切りの時計をあまり速くしようと考えると、故障につながるので、普通キャンターをもう少し大きく乗ろうかというところで話していました。

(皮下脂肪は)皮一枚分ぐらい削ぎ落とされて、さらに負荷もかかっているので、筋肉の張りも中山金杯の時よりいいかなと思っています。

1週前(追い切り)は、この馬に限らず、基本的にある程度仕上げにかかる強い調教をして、今週(の調教)をどうするかというように判断できます。(1週前に)いつも通り強く負荷をかけて、速い時計になったのは、馬場状態などいろいろな要因があり、それほどすごいなという話ではないと思います。(それよりも)ジョッキーの手応えが良かったことの方で、ここまでうまく来ているなという印象を受けました。

ここまで、中山金杯が終わった後からずっと強めに、今までより負荷をかけてきていた分、1週前に追い切った後は多少疲れみたいなものが見られました。もうそこまで必要ないなという判断で、今日(の追い切りは)は並びかけてから、それ以上ビシバシやるというよりは、(そこで)終わりという、調整程度というには、少し時計の速い、普通の追い切りにはなっていますけど、あの馬にとってはそんなに無理をした感じではないフィニッシュでした。1週前に感じた疲れも取れて、良い状態、本当にフレッシュな状態だと感じています。

多くの馬がそうですが、2歳や3歳の春は、馬の完成度がまだかなり低くて、この馬も踏ん張りがまだまだ、今一つだなというところがあります。それでも共同通信杯で2着に来たり、『走るな』というところは見えていたのですが、夏を境にというか、秋に戻ってきたら随分逞しくなっていて、フラフラしてしまうような感じもなくなったので、結果は出ていなかったのですが、良くなってきているなと感じていました。

今日の調教なども見てもらうとわかるのですが、(雨で)これだけ馬場状態が悪くても、全くフォームがブレないというか、出力の無駄が少しでも無くなって来るので、やはりトモ(後肢)の力を、ちゃんと走るスピードに変えられるっていうか、全部良い方向に変えられていると思います。

(雨が降ると)やってみないとわからないところはあるのですが、掻き込むようなフォームで走るので対応できるのではないかなと思います。

(距離短縮については)東京の1800mだったら何も心配はいらないのですが、中山の1800mというのは、1600m寄りの馬も出てきますし、1コーナーまでも短いので、前走のように、完璧にスムーズに乗れるというのはなかなか難しいと思います。そうなった時に、あの馬の折り合い面などがどういう風に出るのかはやってみないとわからないところがあるので、そこは多少2000mよりは心配しないといけないかなと思っています。

(位置取りは)開幕週なので、おそらくいろいろなジョッキーの頭の中にも、前に、という気持ちが出てくると思います。ただ、メンバーを見ると、それほど先行馬がいるわけでもないので、流れが少し読みにくいというか、オープン馬のレースなので、そんなに途中から捲って捲ってみたいな競馬にはならないとは思うのですが、1コーナーや向正面でごちゃついた時の対応が心配ですね。

(中山のコース形態を)味方につけられればいいのですが、敵に回すと大変なものです。どっちに転ぶかは、並びであったり、枠順であったりで、大きく変わってくると思うので、祈る気持ちで見ています。

(前走で)ハンデのGIIIを勝っただけで、どんとこいとは言いづらいのですが、そういう馬になれると信じてやっているので、今回は強くなったカラマティアノスをお見せできたらと思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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