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12月28日(日)に中山競馬場で行われる第70回有馬記念(GI)に出走を予定しているダノンデサイル(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)について、追い切り後に行われた安田翔伍調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「(この一年でどんな成長を遂げたか、という質問に)もちろん生き物ですので、レースの経験を重ねたことで感受性などの変化は当然あるのですが、それをいい結果につなげられたらそれは成長だと思いますし、そこで結果が伴わなければいい変化をもたらすことができなかったということになると思います。

以前より競馬が近いというのを察するようにはなっているのですが、そこに対して気持ちを乗せすぎると、やはりレースに行っても必要以上にエキサイトしてしまうところがありますので、しっかり馬の内部に気持ちを抑えられるような過程を踏めれば、いい成長をしたと思える変化になると思います。

前走のジャパンカップは、海外帰りを懸念する声も聞かれたのですが、十分時間をいただいたのでトレーニングとケアはしっかりできましたし、体力面に関してはとても納得できる状態でレースに行けたのですが、やはり気持ちの面で、パドックでも気持ちがたかぶっているように感じましたし、レースに行っても、少し前進気勢が強く、ムキになっている面は見受けられましたので、そこは今回の有馬記念を含めて、今後のレースに対して解消しなければならない課題だとしてレースは見ていました。それでも、最後、脚は使ってはくれたのですが、先着した2頭が素晴らしい走りでした。

外傷はありましたが、程度は非常に軽いもので、継続的に治療を必要とするものでもなかったですし、精神面の乱れというのが放馬したことによってあるかないかを慎重に見たのですが、今回のレースを目指す上では問題無いと判断して、出走の決断をしました。

体の面でも、レコード決着のレースの後でしたので、レースを使ったことによる反動はないかというのは見ましたが、そこも問題無いということで、体力面のほうは一回使って備わっていますし、むしろ上積みも感じているくらいなのですが、それを台無しにしないように、冷静に馬がレースを迎えられることが重要だと思いますので、精神面をより穏やかにすることを心掛けて、中間は調教しています。

先週の追い切りを終えて、先週も上手に馬の後ろで走っていたのですが、ジャパンカップを踏まえた時に、もう一段階穏やかな状態を求めてもいいのかなとは感じましたので、きょうは過度な刺激や指示を出すことなく、気持ちを損ねないように、本当に軽い追い切りでした。やはり、冷静に、ゲートの瞬間を迎えられるかが一番大事だと思います。

有馬記念は、競馬関係の中で育った自分としても、とてもあこがれのレースであることは間違いないですが、今週に関しては、そういう意識を持たず、ダノンデサイルが目標としているレースという意識にとどめるように気をつけています。(戸崎騎手とは)定期的にコンタクトは取っています。きょうの調教の内容もこのあと伝える予定ですし、きょうだけではなく、残りのレースまでの馬の雰囲気というのも伝えるつもりです。

有馬記念のファン投票に投票してくださったすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。こうして、ファンの皆様が投票という形で参加して行われるレースが宝塚記念とこの有馬記念で、大きな盛り上がりを見せるレースの中で管理馬を出走させられることは非常にありがたく思っています。ただ、そうした中で、特別登録が終わった段階で出走意思の無い馬の登録があったという記事もありましたが、意図もわからないですし、ルール上問題無いのですが、結果的にこの盛り上がりに水を差す形になったのは非常に残念ではあります。それでもやることは変わりませんので、自分はダノンデサイルを万全な状態でゲートの時間を迎えられるように、残り数日、しっかり管理に努めますので、どうか出走16頭に熱い声援をお願いします」

(取材:三浦拓実)

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