11月16日(日)に京都競馬場で行われる第50回エリザベス女王杯(GI)に出走を予定しているエリカエクスプレス(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)について、騎乗予定の武豊騎手の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「秋華賞の前の調教に一度乗って、その時はそれほど難しくないのではないかと思ったのですが、レース当日になるととてもテンションが上がって、スタートまでは大変でした。入れ込みがきつかったです。
逃げることは、レースの前には思っていなかったのですが、スピードで自然とハナを切る形になりました。折り合いはギリギリのところでしたが、何とかなだめながらという感じで、まずまずのペースでは行けましたので、いい形で直線に向けたのではないかと思いました。レースの方が思ったよりもいい感触で走ってくれて、3コーナーぐらいで外から勝ち馬が来た時に、もう少しゆっくり行きたかったのですが、少しムキになるところもありましたので、その辺りは最後に響いたのではないかと思いました。
今日騎乗した追い切りは、単走で坂路で馬なりという、軽めの調整でした。思ったよりもタイムが速かったですが、全く無理せず、馬なりの調教でしたし、前回と同じように調教ではそれほど入れ込まず、とても大人しかったです。動きは良かったです。
京都コースは問題無いですが、外回りになって、距離も前回から1ハロン延びます。その辺りはこの馬の性格とかを考えるとプラスにはならないのではという気はするのですが、すべて折り合いひとつだと思います。
距離の話を杉山晴紀調教師とした時に、折り合いひとつで中距離は問題無いという話をしました。杉山調教師は、マイルからさらに短くてもいいのではないかと言っていたのですが、自分の感触ではそういうタイプではないような気がするということを伝えました。距離は本当に折り合いひとつだと思います。ベストな距離がどこかは難しく、走り自体は距離が長くてもいいように思いますが、性格的に一生懸命になりすぎるところがありますので、短めのほうがレースはしやすいのかなという、もどかしい感じはあります。
どこのポジションで一番折り合いをつけられるかということだと思います。前回は、スタート自体は普通でしたが、スタート後の二の脚が速かったです。あと、前回は返し馬で引っ掛かって行ったので、レース前はたぶん抑えられないだろうと思っていました。今回もどういうレースをするか決めてはいませんが、前半いかにゆったりとリズム良く走らせることができるか、ということになると思います。
今回は古馬も一緒ですし、距離も前走より延びて、外回りで、試練というか、課題というか、そういうものはあります。この馬が持っているもともとのポテンシャルというか、能力は相当あると思いますので、そこに期待しています。
早い段階で、調教師から、エリザベス女王杯に行こうという話を聞きました。それに応えたい気持ちが強いですし、チャンスのある一頭だと思っていますので、思い切って乗りたいです」
(取材:三浦拓実)

