10月19日(日)に京都競馬場で行われる第30回秋華賞(GI)に出走を予定しているエリカエクスプレス(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)について、16日(木)の追い切り後に行われた杉山晴紀調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「桜花賞は、枠も枠でしたので行ってしまう競馬になり、馬場もあって最後は止まってしまったのですが、それでも5着で、改めて力のあるところを見せてくれたと思っています。オークスに関しては、やはり2400mという距離がどうなのかなというところもあったのですが、最後はそのぶんなのではないかという感じでした。
同じ中山の1600mのフェアリーステークスで、あれだけ強い、いい競馬をしてくれましたので、もう一度それを思い出してほしいという意図で、前走は京成杯オータムハンデキャップを使いました。道中は思った以上に折り合いがついて、あとはゴーサインというところで、そこから同じ脚色になってしまったという結果ではありましたが、初めての古馬との対戦でしたし、上がり3ハロンだけで言えば今までで一番速かったですし、着差も0秒5とそれほど無かったので、着順は悪かったですが、内容としてはそこまで大きく悲観するものではなかったと個人的には思っています。
この馬にとってどの距離が最適なのかが正直まだわからないところがあり、もう一度、3歳牝馬同士でのレースを走らせてみたいというのが一番優先順位が高く、オーナーと相談して、秋華賞に挑戦することにしました。
前走後は短期で放牧に出して、疲れを取ってもらって帰厩しました。一週前の追い切りは、CWで、泉谷騎手に乗ってもらいました。今まではCWだと我慢のきかない追い切りだったのですが、今回は初めて終始リズム良く追い切ることができました。そのあたり、今までとはいい意味で違ったと思います。
きょうの最終追い切りは、坂路で、馬なりでサッとという指示でしたが、とてもリズム良く、加速ラップで、とてもきれいな追い切りだったと思います。騎乗した武豊騎手は、思った以上に乗りやすかったと言ってくれました。いいイメージで競馬に臨んでくれると思います。一週前、今週と、追い切りの内容を見てもわかるように、心身のバランスが今回はとても整っているのではないかと思っています。
フェアリーステークスをレコードタイムで走っているように、ポテンシャルの高さというのは感じるところはあるのですが、この春は、まだ精神面と肉体面のバランスというか、そのあたりがまだ整い切れていない走りをしてしまっているように見ています。ひと夏を越して、前走も、負けはしましたが、そこからの中間の追い切りの内容からして、変わり身があっていいのではないかと思っています。エクスプレスという名前の通り、その脚力をGIレースでお見せすることができるように、厩舎一同精一杯頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

