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10月19日(日)に京都競馬場で行われる第30回秋華賞(GI)に出走を予定しているエンブロイダリー(牝3、美浦・森一誠厩舎)について、追い切り後に行われた森一誠調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「桜花賞のあと、短期放牧を挟んでオークスに挑んだのですが、結果としてはとても残念なレースだったと思っています。敗因は、一言で言えば距離です。レース前から2000mぐらいまではうまくこなしてくれるだろうと思っていて、そこから先は挑戦ではあったのですが、厳しい結果でした。だいぶ気持ちが入ってしまい、道中少し折り合いを欠いて力んでしまったというのが大きな敗因だったと思っています。

その後は放牧で長めに休養を取りました。休養といってもずっと休ませていたわけではなく、しっかり乗り込みながら、いい夏休みを過ごしました。およそ三週間前に厩舎に戻して、美浦で調整をして、一週前追い切りを美浦で済ませてから栗東で調整しています。

夏を越して、一回り体も大きくなり、馬体重は490キロ台なかばで厩舎に戻ってきました。中間もそのぐらいで推移して、栗東に移動しましたが、輸送減りすることも無く、同じぐらいの体つきで来ています。馬体面では、体高が伸び、胴もすらっと長くなり、骨格が一回り大きくなりましたし、トモであったり肩回りであったり、つくところに筋肉がついて、いい成長をしたと思っています。

桜花賞の時は、馬もスタッフも初めてでしたので、少し長めに期間を取りたいというところで、二週前に栗東に入りました。今回は、一週前の追い切りを美浦でルメール騎手でやりたかったので、美浦で追い切りを済ませて、状態を確認した上で栗東に来ました。春に一度来ていますので、馬も環境への変化の対応も速く、スタッフも勝手がわかっていますので、ここまでいい状態で調整できています。

一週前の追い切りは、時計よりも、ジョッキーに乗ってもらい、前に馬を置いた状態での折り合いと、直線で軽くゴーサインを出した時の反応を確かめてもらったのですが、とてもいい内容だったと思っています。その後、栗東へ輸送しましたが、馬体重は490キロ台で、飼葉は多少残してはいますが、桜花賞の時もそのぐらいで来ていますので、予定通りという感じです。

ふだんの厩舎のパターンで、一週前までしっかりとやって、競馬の週は坂路で追い切りました。今回は特に精神面がレースに向けてのポイントだと思っていますので、通常は併せ馬をすることが多いのですが、今回は単走で、馬なりで気分良くという調整でした。時計的にも内容的にも予定通りで、良かったと思います。気持ちのたかぶりやすいところがあるので、そこを抑えつつ、馬のリズムを重要視してというところでした。これも厩舎のルーティンで、追い切りの後にゲートの駐立を行っているのですが、ゲートで馬を見たところ、落ち着いていて、息遣いも良く、いい内容だったと思っています。

京都の内回りの2000mは、率直に、この馬にとっては楽ではない舞台だと思います。というのも、とても跳びの大きい馬ですので、なるべく広いコースで伸び伸び走らせるのが一番合っていると思います。道中、馬群の中でリズムを崩すようなことになると少し厳しいというところがありますので、いかにリズム良く走れるかがポイントになってくると思います。先週、ルメール騎手が美浦に来た時に話をしたのですが、できればスタートを決めていいポジションを取りたいです。オークスは厳しい結果で、1800mまでしか勝ったことはありませんので、ベストな距離ではないと思いますが、十分守備範囲だと思っています。スピードの持続というのがこの馬の持ち味です。

オークスは皆さんの期待を裏切ることになってしまったのですが、秋を迎えて、馬も一回り成長していますので、またいい状態で出走させて、皆さんの期待に応えられるような結果になればいいと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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