6月15日(日)に阪神競馬場で行われる第66回宝塚記念(GI)に出走予定のドゥレッツァ(牡5、美浦・尾関知人厩舎)について、共同会見での尾関知人調教師のコメントは以下の通り。
「(ドバイシーマクラシックを振り返って)馬の方は、出発前や到着後、とても順調に来ていました。強い相手の中でもやれるかなというところで、特に本命視されたレベルスロマンスが、前に行く馬だという感じでしたので。我々も、ジョッキーも含めて、作戦としては、まずはその馬を捕らえに行って、あとはどれだけ頑張れるかというか、前さえ捕らえられれば、ある程度、勝つことに近づけるのではないかなと思うぐらい、状態に自信はありましたが、結果としては、並びかけるぐらいのところから、外のダノンデサイルにかわされてしまって、1・2着馬は、本当に強かったというところもありますが、その中でもしぶとく、最後のレベルスロマンスとの競り合いには勝って、3着になってくれたので、よく頑張ってくれたと思います。
(帰国してからの馬の状態は)着地検疫があり、ノーザンファーム天栄へ行きましたが、戻ってきた当初は、少しスカッとした体というか、細いとまでは言わないのですが、今まではずっとしっかりパンプアップしたような体だったので、その中で見ると、少しすっきりしたと思っていたのですが、そこからしっかり回復させてもらって、体もしっかりしてきた中で、馬体面にも問題はないので、宝塚記念に行くということが決まりました。
(一週前追い切りは)横山武史騎手に乗ってもらうことが決まって、ジョッキーも一度乗りたいという話もあったので、併せ馬もしたかったですし、そういうところも含めて準備したのですが、ジャパンカップの時などは、馬も少し気が入ったところもあり、ジョッキーも久しぶりにまたがったところで、少し折り合い面では心配もしていたのですが、折り合いをつけてもらって、うまく乗ってもらったので、その分、しっかり最後の動き、反応に出たかなと思います。時計や内容も、一週前としては文句ないところだったと思います。
先週、内容的な部分も、気持ちの面も、十分に気合も乗ってきて、だいたい準備できた感じだったので、一段階上がるような感じで、(今朝は)単走で追い切りをやりました。
(横山武史騎手とは)追い切りの話はその時にして、競馬に向けては直前に、枠順なども出てから話せるかなと思っています。
(2年ぶりのコンビ復活、ジョッキーにはどんな騎乗を期待しているか)当時はまだ3歳の1勝クラスのレースだったのですが、先週はパワーアップしたところを感じてもらいましたし、この馬の良さをしっかり出してもらえたらと考えています。
(今回は阪神コース、大事になるポイントは)距離はベストに近いところだと思いますが、最近走っている競馬場の中では、やはり直線は短めかなと思います。なので、そのあたりで、どのぐらい機動力を生かせるかというところだと思います。このコースに関しては、スタートから1コーナーまでが結構長いので、そのあたりで、うまく自分のリズムの中で、良い位置につけられたらいいのかなと考えています。(今回の『良い位置』は)枠順とか、天候とか、いろいろ条件があるので追って考えたいと思います。
(雨は)良馬場でしか走ってないかな、とは思いますし、懸念材料にはなるので、できれば良い馬場でやりたいですが、馬場が悪くなった時はみんな同じ条件ですので、この馬自身も、去年はイギリスで走って、前走のドバイも、結構タフな馬場だったと思います。今日のウッドも、別に望んでこうなったわけではないですけど、結構力の要る馬場だったので、そういう中でしっかり走ってきているところが、競馬で結びついてくれたらいいかなと思っています。
(もうひとつ成長するには)馬体面も、経験も含めて、しっかり成長してきてくれていて、5歳ですし、基本的には完成形に来ているかなと思います。あとは、条件や、そういう部分が噛み合えば、このまま走りがしっかりできさえすれば、今回のメンバーでも、決して引けは取らないと思いますので、競馬で、ゲートに入るところまで、しっかりみんなで頑張っていきたいというところですね。
今年もスタートがドバイで、なかなか日本では良い競馬をお見せする機会が、ちょっと少なめな馬なのですが、まだまだこれから、宝塚記念もそうですし、秋競馬もそうですし、今後に飛躍が期待できる馬なので、皆さんも注目していただいて、応援していただければ幸いです。よろしくお願いします」
(取材:山本直)

