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6月8日(日)に東京競馬場で行われる第75回安田記念(GI)に出走を予定しているジャンタルマンタル(牡4、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後に行われた高野友和調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「前走の香港マイルは、もちろん勝つつもりで遠征しましたし、調整もとても良いと自分では思っていましたし、直前の追い切りもなかなかいい動きをしていましたし、自信を持って臨んだのですが、結果的に着順は良くありませんでした。レースも、ゲートを出てから馬が少し頑張りすぎたとか、前に壁が無いところに入ってしまったとか、そういうのはあるのですが、主な敗因はそこではなく、富士ステークスから行こうというところで熱発をして、体調を崩してから立て直し、そこからの香港輸送、しかも条件戦とかではなくGIだったということで、そこにうまく持っていけなかったところが大きな敗因だと思っています。

レース後は、脚元とかは幸い無事だったのですが、香港から帰国して、牧場に輸送してからの馬体は、やはり疲れたという雰囲気がありましたから、馬には少しつらい思いをさせた遠征だったのではと思います。香港から帰ってきた馬の姿を見て、前哨戦を使ってというよりはしっかりと立て直して間隔を取って安田記念一本にした方が万全で行けるだろうと判断しました。それは香港から帰ってきて早い段階で決めることができましたから、決めてからここまでは順調に、計画通り来ていると思います。牧場でも一生懸命やっていただいたので、馬が見る見る良くなっていくのを感じました。

3歳の春も走ってはいるものの、牡馬にしては背中やお尻のラインがそれほどモリモリという感じではなかったのですが、香港から帰ってきて、牧場でのケアと立ち上げでそのあたりがいい感じになって、いい体で栗東に帰ってきてくれたと思います。NHKマイルカップもいい競馬をして勝ちましたが、その時よりも動きも馬体もいいのではないかと判断しています。肉体面や動きは牧場で高いレベルに持っていってもらえましたので、帰厩してからはそれをさらに高みに持っていきつつ、体調やコンディションを見ながら、元気に健康にという感じで調整してきました。

一週前の追い切りは、6か月の間隔があいていますし、そこまでの過程で馬がエネルギッシュでパンパンになっていましたから、少し強めの負荷をかけてもいいというか、かけるべき状況かと思いましたので、ジョッキーにお願いして走らせてもらいました。馬の進みがとても良いというか、進みながらもジョッキーの手の中にはいるというところで、本当に素晴らしい動きだったと思いました。時計はそれほど求めていなかったのですが、ジョッキーが乗って、能力のある馬ですから、無理せずとも時計が出るという形だったと思います。

一週前が本当にいい追い切りだったのか、その後の馬の動きがまた一段と良くなって、それを最終追い切りでは坂路で確認しました。全く無理をせずにスッと体を使えていますし、動きは素晴らしかったです。その後の上がり運動も何も問題ありませんでしたので、いい調教ができたと思います。自分の感覚では、仕上がりは何ら問題無いというか、状態は現時点では万全かなと思います。休み明けがどうかということを問われると思いますが、自分としては問題無くしっかり走れる状態になっていると思います。

東京競馬場の同じ舞台で勝っていますから、相手はもちろん強いですが、GIを2つ勝っている馬ですし、胸を張って堂々と走れる舞台だと思います。負けた後の戦いですので、ここは結果を出さないといけないと思っています。今後の馬の評価にもつながってきますから、馬のために凡走はもちろんさせられないですし、勝つことが至上命題だと自分にはプレッシャーをかけてやっています。

これまでは少し前進気勢が強い性質の走りをしていました。安田記念のようなレベルの高いGIだと、ひとつの狂いも無く直線まで迎えたいですから、道中の走りがポイントになると思います。それに対応するためのことも若い時からずっとやってきたのですが、折り合い面もNHKマイルカップを勝った時よりつくようになっていますし、自信を持って川田騎手に渡せる状況かと思っています。

去年、NHKマイルカップを勝った時に、川田騎手も日本で一番強いマイラーになる素質があると言ってくれていましたし、それを証明する舞台が、一年ぶりですが来たと思います。その姿を皆さんにご覧いただけるのではないかと思います」

(取材:三浦拓実)

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