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6月1日(日)に東京競馬場で行われる第92回東京優駿(日本ダービー・GI)に出走予定のマスカレードボール(牡3歳 美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

(前走を振り返って)
「ゲートを出ましたが、二の脚が少しなくて、1コーナーまでごちゃついた展開になってしまい位置取りが下がってしまったようなイメージでした。競馬の内容としては最後馬群を縫ってくるような形で3着ということで、満足ではありませんが次に繋がるレースが出来ました。

 中山のコース形態がマスカレードボールには合わないという戦前の評価がありながらも3着に来られたこと、そして最後の脚、1、2着に迫った彼の走りは本物ではないかなという風に見えました。非常に中身のある形でした。

 レース後終わった後の息を見た時に、全力を尽くしていないような感じがあったので、これはやはり大物かなという感じは見えました。

 皐月賞のレース内容とダービーに向けてよりパフォーマンスを上げられれば楽しみだなと思いました」

(中間の調整過程は)
「山元トレセンの方に2週間ちょっとくらい放牧に出してから、そちらの方でもしっかり緩めず乗っておいてもらいました。2週前に戻してすぐ追い切りが出来たように体調は良かったです。こちらに来てからも、予定通り、考えていた通りの追い切りをしています。調教内容、買い食いの方も順調に来ていますので、今のところ問題なく順調に来ています」

(今朝の坂路の追い切りは)
「今年に入ってから、坂路をメインに調教をしています。1週前にウッドチップコースで追い切って当該週は坂路というパターンをここ3走ばかり続けています。その形で結果が出ているというか、良い方向に馬の精神状態が向いていますので、今回も同じ形にしました。

 今週の調教は、時計も動きも今までの坂路の調教の中で一番良かったです。嶋田騎手が乗ったのですが、彼の感触も今までになく良かったとのことで、楽しみかなと思っています」

(成長を感じるところは)
「能力はあるのですが、自分からその能力を出したがらないところがあります。新潟で勝ったときも、課題が多いなというのがジョッキーと私の感想で、そのあとホープフルステークスでその怖さが負の方向に露呈してしまいました。色々考えさせられる馬ですが、年が明けて共同通信杯から、なんとなく良い方に向いてきているのは間違いありません」

(東京コースに強いのはなぜか)
「何より、大箱の広いコースが向いています。非常にトビが大きく、コーナリングが器用ではないというところは調教でもあります。そういった意味で東京コースがより良いというのは間違いありません」

(理想の展開は)
「そんなに後ろから行かなくても良いのかなという気はしています。元々レース運びの上手な馬だと思っていますので、個性を生かしてくれれば良いなと思います」

(手塚調教師にとっては2年ぶり、5度目の日本ダービー。今のお気持ちは?)
「2年前はかなり人気にさせてもらった中で2着と申し訳ない結果でしたが、あれから2年でまたこのような有力馬を管理することが出来て関係者の皆様に感謝しています。2年前2着のリベンジが出来たらと自分としては思っています」

(ダービーを取ると、史上5人目のクラシック完全制覇ですね。この辺りの意識は)
「意識しています。2年前はしていませんでしたが、そのとき負けてからの2年間はダービーを勝ちたいなと常々思うようになりました。一番難しいレースが残っているなとは思っていますが、チャンスがある限りチャレンジをしたいです。

 調教師になって25年以上、四半世紀になりますが、ダービーとは最高の舞台で最高の輝きを手に入れることが出来るレースだと思っています。定年まで追いかけたいです」

(最後にメッセージを)
「マスカレードボールは非常に順調に来ていまして、ダービーでも良いパフォーマンスができる状態だと思います。ダービーは運がある馬が勝つと言いますけれど、どこかで運がこちらに向いてくれればチャンスをものに出来るのではと思っています。皆さま声援をお送りいただき、マスカレードボールを後押ししていただければと思います」

(取材:藤原菜々花)

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