5月4日(祝・日)に京都競馬場で行われる第171回天皇賞(春)に出走を予定しているサンライズアース(牡4、栗東・石坂公一厩舎)について、騎乗予定の池添謙一騎手の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「最終追い切りの様子は遠目に見ていましたが、見た感じはいい動きをしていたのではないかと思いました。
騎乗した一週前の追い切りは、前に引っ張る馬がいるのでそれについていって、一週前でしっかり動かしておきたかったので、仕掛ける形で、強めぐらいの追い切りでしたが、もともと坂路でいい時計を出す馬ではないですから、あの馬なりに十分動けていたのではないかと思います。順調に来てくれていると思いましたし、阪神大賞典の時にも一週前追い切りに乗りましたが、それと同じような雰囲気だったのではないかと思います。前走後は短期放牧に出て、それから戻ってきているのですが、変に緩むことも無く、しっかりいい状態で戻してくれていますので、順調に来ているのが一番なのではと思います。
去年のダービーの時は幼い面が印象に残りましたし、追い切りで初めて乗ったのですが、体もまだまだこれからなのではと思いました。まわりの馬を気にする部分もありましたし、これからの馬なのではないかと思いました。年明けの日経新春杯の時には体も良くなっていると感じましたが、去年の秋以降、体調を大きく崩してしまい、それを立て直しながらの初戦でした。そこを使ってからは、体調も、充実度も、右肩上がりなのではと思います。
前走の阪神大賞典は、特に先手を主張する馬がいない組み合わせなのではないかと思っていましたので、ハナを切ることも想定していましたから、自然とああいう形になりました。ただ、先頭に立ってからは、自分のイメージよりも、物見というか、まわりをだいぶ気にするところがありました。1周目の4コーナーでは手前を替えて外に飛んでいきそうになりましたし、物見をしながら動きが速かったので、そういう動きをさせないようにと思いながら、気を使いながらずっと乗っていて、気が抜けませんでした。2コーナーでも内側にあったゲートを見ていましたし、肩ムチを使うぐらい集中させないといけないところはあったのですが、マコトヴェリーキーが前に行ってからはそこまで力むことも無く、逆に前に馬がいることで集中した部分があったのではないかと思います。直線を向く時に動かしていったのですが、動かすごとにしっかり反応してくれていましたし、道中と違って集中して走ってくれていました。GI馬もいましたし、海外で好走していた馬もいましたし、あのメンバーの中であそこまで離して勝つイメージはしていなかったのですが、本当に強かった、の一言だったと思います。
まだ底を見せていない部分はあると思います。去年のダービーも、荒削りの中のレースで、長く脚を使って4着と頑張ってくれました。秋以降楽しみにしていたのですが体調を崩してしまって、ことしから改めてというところでしたが、まだまだこれからだとは思いますが一走一走レーススタイルも上手になってきていると思いますし、スタミナ面に関しても、自信を持って距離は大丈夫だと言えますし、これからもっともっと強くなっていくのではないかと感じる馬だと思います。
(1周以上する競馬は)前回そういう競馬を経験していますので、多少の慣れは見込めるのではないかと思いますし、一走一走きちんと学んでいってくれる馬です。それでも、器用ではないので、メンバー構成や展開はその都度しっかり考えて乗っていかなければいけないと思っています。枠が出てからしっかり考えていきたいと思います。無理に控える必要は無いかなと思います。
天皇賞は一度も獲っていないタイトルですし、八大競走のひとつで、惜しいレースもありましたので、勝ちたい気持ちは強いです。自分が厩舎や馬にタイトルを獲らせてあげたい、というのではなく、一緒にタイトルを獲りたいと思っています。馬にとっては、ここも大事なレースだと思いますし、これからの可能性が広がるレースになってくると思いますので、ここでしっかりGIのタイトルを一緒に獲れるように頑張って、次の目標に向けて頑張っていければいいかなと思います」
(取材:三浦拓実)

