3月30日(日)に中京競馬場で行われる第55回高松宮記念(GI)に出走を予定しているルガル(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)について、杉山晴紀調教師の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「去年の高松宮記念は、順調に来ていたのですが、レース中のアクシデントということで、力を出すことができないレースになってしまいました。一番人気でしたので、期待を裏切ってしまい、申し訳ないという気持ちです。スプリンターズステークスは、骨折休養明けということで、それほど甘くないだろうと、半信半疑のところはありました。中間の調教の動きを見ても力は出せるけれどもどうかな、という感じでしたが、ジョッキーがスタートを決めてくれて、それに馬が応えて、最高の結果になりました。ゲートの一歩目が難しいところのある馬ですが、西村淳也騎手もしっかりクリアしてくれて、最高の騎乗だったと思います。
一方、前走の香港スプリントは、初めての海外遠征ということで、結果的には競馬の日にうまくピークを持っていくことができませんでした。反省の多いレースでした。
香港から帰ってきた後、放牧先で立て直してもらったのですが、思った以上に回復も早く、このレースに向けて、スムーズに調整することができました。一週前の追い切りで結構負荷をかけて、そこから馬の動きもまたひとつ良くなってきました。きょうの追い切りは、その確認という意味で、ジョッキーには最後までじっとしておくようにという指示を出しましたが、それでもこのぐらいの時計がサッと普通に出ましたので、納得できる動きだったと思います。前走からここまでの間でそれほど大きな変化はありませんが、無事に来ているのが一番かなと思います。
左回りについては、右回りに比べて経験しているレース数も少ないので、左回りがどうというのは何とも言えないところですが、左回りの中京のダートで勝っていますし、右回りに比べてそこまで大幅に良くないという印象は今のところ持っていません。展開うんぬんよりも、スプリンターズステークスの時のように、やはりスタートがポイントになるのではないかと思います。
去年のスプリンターズステークスでGI馬の仲間入りを果たすことができたのですが、海外遠征ではうまく馬を走らせることができず、厩舎としては申し訳ないという気持ちはあります。その後も馬は至って順調に来ています。何とかもうひとつGIのタイトルをルガルに獲らせてあげることができるように、厩舎一同、精一杯頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

