3月8日(土)に阪神競馬場で行われる第59回フィリーズレビュー(GII)に出走を予定しているランフォーヴァウ(牝3、栗東・福永祐一厩舎)について、追い切り後の福永祐一調教師のコメントは以下の通り。
「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、スムーズなレース運びをしてもらっていたのですが、4コーナーを回る際に内側の馬の動きによって少し進路が狭くなる面があって、そこから力を発揮するには至りませんでした。いい状態では臨めていただけに、あの状態でGIでどれぐらいやれるのか見てみたかったところではあったのですが、不利があって、不完全燃焼な一戦になりました。ただ、不利があっても最後まであきらめずにファイトしてくれたのは精神的にタフな馬だと思いましたし、デイリー杯2歳ステークスでは牡馬相手に勝ち切ってくれましたので、今の時点ではしっかり力を発揮してくれていると思います。
前走の後は放牧に出して、一か月前に帰厩してきました。良くも悪くもそれほど大きな変化はなかったです。もともと完成度の高い馬で、坂井瑠星騎手に一週前追い切りに乗ってもらったのですが、以前よりは落ち着いた感じが少し出てきたという話でしたので、精神的には多少落ち着きが出たのではと思います。体に関してはそれほど大きな変化はないです。2歳の時点で重賞を勝っている馬ですし、順調に来ていることが何よりだと思います。
今週は自分が跨って追い切りを行いました。一頭だと少し気を抜く面があるようで、前に馬が見えない形での追い切りになってしまい、最後は気を抜く面がありました。時計的には物足りない形にはなったのですが、一週前の追い切りがタイムも動きも良かったですし、その時点で十分仕上がっていましたので、今週は目を引くような動きではなくてもコンディション的には全く問題ないと思います。
未勝利を勝った時が1400mで、その時の内容がとても良かったですし、1600mはギリギリこなしてくれるのではないかという中でのデイリー杯のチャレンジでした。結果は出してくれましたが、本質的には1400mがベストで、ゆくゆくは1200mとかになっていく可能性がある馬なのではないかというところはありますので、現状、阪神の1400mがこの馬にとってベストな距離と言えるのではないかとは思っています。
ただ、阪神の1400mは内回りですので、多頭数になると、競馬としては難しくなります。直線がそれほど長くないので、枠によってはうまくさばく必要が出てきますし、100%力を発揮しやすいコースではないですが、力を発揮できたときにベストと言える距離であることは間違いないと思います。レース運びは、デイリー杯を勝った時のような好位差しという形が理想ですが、1400mになることで、ポジションは1600mの時よりは少し後ろになるのではないかと思っていますし、ペースや並びによっても展開は変わりますので、あとはジョッキーに任せるしかないです。坂井瑠星騎手ですので、とやかく言うことはないと思います。
帰厩後はとても順調に調整できていますし、いい状態で出走させることができると思います。1400mも現状この馬にとってはベストの距離だと思いますし、好走を期待しています。応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

