1月13日(祝・月)に中京競馬場で行われる第59回シンザン記念(GIII)に出走を予定しているマイエレメント(牝3、栗東・福永祐一厩舎)について、きょう8日(水)の福永祐一調教師のコメントは以下の通り。なお、第1回特別登録の段階では抽選対象となっている。
「前走のアルテミスステークスは、少し気持ちの難しいところがある馬なのですが、いい形で調整もできていましたし、状態も良かったので、期待していました。ですが、ゲート裏でメンコを外したら、もともと気負っていたところにメンコを外したことでさらに精神的に不安定になってしまい、ゲート内の駐立があまり良くなく、ああいう形の出遅れにつながってしまいました。これは完全に自分の判断ミスで、あのレースではメンコを外すべきではなかったと今では思っています。
道中も、馬群のポケットというか、まわりに馬がいないような状況で走れてはいたのですが、そうした中でも力みが取り切れていないように見受けられました。普段の調教は自分で跨っているのですが、レースに行った時の方がより力みが強く出る馬なのかなという印象は持っています。もともと能力は感じていた馬で、前走でこの世代の他の馬との能力差を見たいと思っていたのですが、決して自分の力を十分に発揮できる形ではなかった中でも差の無いところまで来てくれましたので、世代上位の力はあるのだということは確認できました。
能力は高いと思います。馬格もありますし、調教も動きます。ただ、エピファネイア産駒ということもあって、気性面と口向きの難しさというのは内包している馬ですので、そのあたりは修正しながらの調整とはなっています。エピファネイアとはまた違う形の難しさがありますが、前進気勢の強さとかは良い部分でもありますので、そのあたりは失わないように、ジョッキーがコントロールしやすいような形で持っていければと思って日々調整しています。
先週の追い切りは、坂井瑠星騎手に跨ってもらい、感触とクセをつかんでもらいました。ある程度強い負荷をかけてほしいというリクエストを出して、動きも、調教時計も、十分満足できるものだったと思います。レースが月曜日なので、最終追い切りはあさって(10日)にやる予定です。
動きの質という部分で言うと前走の時の方が良かったかな、というのはあるのですが、馬体は成長して、馬体に関しては前回よりいいです。動きの質をレースまでに少しでも高めていきたいと思っていますが、調子も良いですし、力を発揮できる状態ではあると思います。あわせてゲート練習もしていて、練習では大人しく対応してくれています。ゲートが課題と言われますが、前回だけでしたし、因果関係はある程度はっきりしています。今回はメンコを着用して競馬も臨みたいと思っていますし、準備に関しては予定通り出来ています。
期待している馬で、可能であればクラシックの路線に乗せたいと思っています。今回、思っていたよりメンバーは強くなりましたが、この馬自身の力を発揮することができれば十分に好走が可能なのではないかと期待しています。応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

