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10月13日(日)に京都競馬場で行われる第29回秋華賞(GI)に出走予定のチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)について、9日の共同会見での木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

「(オークスは)GI馬はじめ素晴らしいメンバーを相手に、牝馬の世代No.1を決めるレースを勝ち切ってくれて、素晴らしい馬だと思っています。レース後、福島県のノーザンファームで夏場を過ごしてもらい、今回のレースの5週前に厩舎へ連れてきて、管理させてもらっています。

1週前追い切りは、(実戦が)久しぶりになるので、長い距離を走ってもらい、大きな呼吸をしてもらいました。

今週末に競馬を控えているので、(今日の追い切りでは)実戦に近いイメージで、折り合いや、ゴールに向けて頑張る意識を確認したくて、提案しました。今日の追い切りを終わった後もそうでしたが、順調に来ているというか、怪我無く、トラブル無く過ごせていると思います。

いつも素直な馬で、良い意味で素直さを保ち、相変わらず良い馬だと思って見ています。

(京都コースは)初めてなので、データがありませんし、なんとか対応してくれるように願うばかりです。

(桜花賞以来の右回りですが、と聞かれて)どの馬でも右手前、左手前に差があるものなのですが、どの馬に対してもそれが同じように、イーブンになるようにやっていて、それと同じように、チェルヴィニアにもより良いフットワークができるよう努めながらやっている、というのが、うちの厩舎の方針のひとつです。

(直前輸送は)わりと時間がかかるという意味では初めてなので、チャレンジになりますが、何とか乗り越えてほしいと思って見ています。

(栗東滞在を選ばなかったのは)端的に、桜花賞で結果が出なかったので改めなければいけない、ということと、オークスはすべての運を引き寄せて勝たせてもらいましたが、そのオークスへ向かう中でも、健康状態が本当に良いのか、私個人として良い仕事ができたのか、と言われると、正直にそうではなかったと思っています。オークスの後も、本当に疲れが取れて、体調が上昇傾向にきたというレールに乗るまでに、かなりの時間を要して、1か月半、2か月ほど疲れが尾を引いたという感じでした。となると、春は一貫して、彼女が本来持っている健康状態に導くことができなかったという反省点、負い目がありまして、秋は改善していかないといけないと思っています。関西圏でレースをする、しないということに関わらず、本来の彼女の競走馬としての健康的な状態に導かないといけないということがひとつあります。また、今回もより良い結果を求めて邁進はしていきますが、今後も彼女のキャリアは続きますし、この秋も可能であれば、数多くチェルヴィニアの姿を見ていただきたいという思いを持ち合わせて仕事をしています。そういった場合に、春は一貫して健康状態を保てなかった私の感触からすると、一変して、秋を良い状態でずっと過ごすためには、この期間を使って、彼女が本来持っている健康状態を底上げして、基礎固めする必要があります。そのために、前回の栗東では環境の変化に戸惑った中で、どういう尺度で調教メニューを組み立てて良いか、腐心しました。そういったことをトータル的に考えて、(今回は)普通に美浦で、ホームで調教している感じです。

(ストロングポイントは)持って生まれた素養はすごいと思っていますし、お父さん、お母さんから受け継いだ天性のものがあるというのは大前提としてありますが、個人的にはフットワークの質がとても高く、見ていて惚れ惚れするようなフットワークをするので、そのあたりがストロングポイント、魅力だと思っています。

GIなので、素晴らしいメンバーが出てくると思いますし、GIホースも出てくると思いますが、僕は、他の馬にリスペクトはしていますが、あまり興味はありません。自分のやるべきことは、チェルヴィニアを良い状態にしっかり持っていく、ということなので、関係者の皆さんに対してリスペクトはありますが、自分自身としてはそこに重きを置いていないというか、自分の仕事に邁進している感じです。

おそらく注目度が高い中で当日を迎えることになると思いますが、何とかチェルヴィニアの良い走りを導いて、ファンの皆さんに少しでも喜んでもらえるよう、日曜日までしっかり努めていきたいと思いますので、チェルヴィニアの背中を押してほしいと思います」

(取材:山本直)

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