お知らせ:

競馬実況web

6月2日(日)に東京競馬場で行われる第74回安田記念(GI)に出走を予定しているエルトンバローズ(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)について、杉山晴紀調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「年が明けた頃から、香港からの招待が来れば香港から安田記念、来なければマイラーズカップなどから安田記念、というローテーションのイメージはだいたい決まっていました。香港から安田記念となると、調整を東京競馬場で行うということも含めてのプランでした。もちろん不安はありましたが、この馬であればそういった環境の変化にもしっかり対応してくれるのではないかと思っていました。

前走のチャンピオンズマイルは、欲を言えばもう一列前で、というのはジョッキーも思っていたと思いますが、まわりも速くてあの位置からになりました。流れ的には上手く回ってきてくれたと思いますし、正直、あそこからもうひと脚使えるかなと思いました。馬は一生懸命走っていたと思いますし、やはり香港馬が強かったというところだと思います。中山記念の時は休み明けの感じがあったものの、使ってグッと実が入って、香港に移動してからもすごく活気があって、楽しみにしていたのですが、残念な結果でした。

香港から帰国後は、一週間、検疫のため競馬学校にいて、それが明けてから東京競馬場に移動しました。調教するコースがダートコースのみと限られた中で、いろいろ工夫しながら調整してきました。スタッフは、1人だと、というところもありますので、厩務員1人と調教助手1人の2人体制でやってきています。スタッフとは、動画も含めて毎日やりとりをしています。

やはり一頭のみですので、集団動物である以上、その環境は少なからず馬にはストレスにはなるのではないかと思うのですが、そのあたりも含めて、この馬の性格であれば対応できるのではというイメージはしていました。最初の一週間ぐらいは寂しがるそぶりもありましたが、次第に慣れてきて、今ではその環境があたり前のような感じで過ごしていると思います。

一週前の追い切りは、香港の競馬以来の強めの追い切りでしたので、正直、少しモタモタするところがあったのですが、その後、週末にかけて、追い切ったことによって軽さも出てきました。日曜日(26日)は西村淳也騎手が東京で騎乗がありましたので、朝の調教に乗ってもらったのですが、追い切りの時よりも馬がグッと動けるようになってきていると言っていました。今のところ順調に来ていると思います。最終追い切りはあす木曜日(30日)の予定です。本馬場(芝コース)が使えるとのことですので、西村淳也騎手が騎乗して、芝コースで追い切るつもりです。一週前はモタついたところはあったものの、日曜日は順調に上がって来ていましたし、あす芝コースで動かせば、態勢は整うと思っています。この経験が、必ず今後生きていくと思います。ですから、この過程を踏むにあたっては、そこまで迷いはありませんでした。

どんな競馬でもできると思いますし、能力が無ければ毎日王冠のような大きいレースを勝つこともできないと思いますので、ポテンシャルは率直に認めなければいけないなと思います。そこからもうひとつ馬が成長してくれば、マイルチャンピオンシップの4着からもうひとつふたつランクアップ、進歩ができるのではないかと思っています。もちろん、そこには枠であったり立ち回りであったりが必要になってくるとは思います。

去年のマイルチャンピオンシップでそこまで差の無い競馬ができましたので、ことしは何とか大きいところと考えて中山記念からレースを使ってきたのですが、2戦とも雨に見舞われるようなこともあって、思ったような着順にはなりませんでした。それでも、こういった過酷な環境の中でも馬はしっかり乗り越えてきてくれていますし、当日できればいい馬場でとは思っています。十分動ける態勢に持って行けるように、競馬の日まで、最後まで気を緩めず調整していきますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

お知らせ

お知らせ一覧