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JRAは、引退競走馬に関する諸課題や馬の福祉の充実に取り組むため、新たに「一般財団法人 Thoroughbred Aftercare and Welfare」(略称「TAW」ティー・エー・ダブリュー)が設立されたと発表した。

この団体は、引退競走馬について、セカンドキャリア形成や養老・余生の機会拡充などを図るとともに、引退競走馬をはじめとする馬の多様な利活用や馬事振興・乗馬普及などに資する取組みなどを行い、我が国における馬と人の関わりを広め、競馬や馬産業の発展に寄与することを目的とする。

馬事担当 菊田淳理事のコメント
「引退競走馬に関する諸課題について、日本では、2017年に『引退競走馬に関する検討委員会』(※)を立ち上げ、競馬サークル全体で問題意識を共有し、その状況の改善等に向けて継続的・安定的な取組みを行ってまいりました。今回は、この検討委員会の基本方針等を踏まえ、中央競馬・地方競馬、馬主、生産者や厩舎関係者など競馬関係者が協力して、『一般財団法人 Thoroughbred Aftercare  and Welfare』(略称TAW)を設立し、引退競走馬に関する取組みを今後も着実に推し進めるとともに、併せて、馬のウェルフェアに関する理解促進などに取り組むことといたします。引き続き皆様のご理解のほど、よろしくお願いいたします」

(※)農林水産省、中央競馬(馬主、調教師、騎手、JRA)、地方競馬(主催者、NAR)、生産者の代表者で構成

(JRA発表)

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