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中山11Rの第84回皐月賞(3歳GI・芝2000m)は2番人気ジャスティンミラノ(戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒1(良)。クビ差の2着に7番人気コスモキュランダ、さらに半馬身差の3着に3番人気ジャンタルマンタルが入った。

ジャスティンミラノは栗東・友道康夫厩舎の3歳牡馬で、父キズナ、母マーゴットディド(母の父Exceed And Excel)。通算成績は3戦3勝。

レース後のコメント
1着 ジャスティンミラノ(戸崎圭太騎手)
「前走も強い内容だったので、今回も馬を信じて騎乗させていただきました。返し馬の出だしで少し興奮しているところはありましたが、あとはどっしりした感じで、精神的にも安定していると思います。いいリズムで行けましたし、3コーナーから4コーナーで戸惑っていたのかなというところはありましたが、またハミをとって伸びていってくれました。初めての課題がいろいろありましたが、すぐクリアしてくれたのは能力の高さだと思います。この馬に関して、藤岡康太騎手が2週前、1週前と調教をしてくれまして、事細かく状態も教えていただきました。最後のこの差は、康太が後押ししてくれたのだなと、康太も喜んでくれているんじゃないかと思っています。康太、ありがとう、お疲れ様でしたと伝えたいです。今日もパワーアップしていましたし、またさらにダービーに向けていい状態になってくると思います。楽しみです。いい騎乗ができたらと思います」

(友道康夫調教師)
「先日、落馬事故で亡くなった藤岡康太騎手のご冥福をお祈り申し上げます。康太君はうちの厩舎の調教を手伝ってくれて、ジャスティンミラノに最後の最後まで乗ってくれていました。この勝利は彼のおかげだと思います。本当にありがとうございました。今日は馬の名前ではなく、「康太!康太!」と叫んでいました。1週前の追い切りに乗ってもらって、「1週前としては最高の追い切りになりました」と言っていたのが、彼と最後に交わした言葉になってしまいました。(藤岡康太騎手は)昨年の秋から能力の高さを感じてくれていて、ここまで育ててくれました。馬体がプラス10キロで「えっ!?」と思いました。しかし、いつも輸送で減る馬が、栗東にいる時と同じような体重で来られました。輸送も3回目で慣れて落ち着いていました。ストライドが大きい馬なので、ジョッキーとはスムーズな競馬をしたいと話していました。良いポジションで馬のリズムで、内にこだわらず、外々を回りたいねと話していました。ゲートを上手く出て、4、5番手につけましたが、(1000mが)57秒5と出て、そこだけが心配でした。そのペースで走るのは初めてだったので、戸惑っていました。しかし、坂を上がったぐらいからエンジンがかかって、最後まで伸びてくれました。皐月賞の前からダービーの方が競馬しやすいと思っていましたし、改めて皐月賞馬として二冠目を狙いたいです」

2着 コスモキュランダ(J.モレイラ騎手)
「調教に1度騎乗し、ビデオを見て、長い脚が使える馬だとイメージしていました。ゲートも速くないイメージでしたが、良いスタートを切れました。前の位置が取れて、スムーズに運びましたが、1頭だけ前にいました」

3着 ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)
「全力でトライして、素晴らしいといえるレースだったと思います。残り1ハロンで完全に止まりましたが、気持ちで走り切ってくれました。最優秀2歳牡馬を取っている馬として、素晴らしい走りだったと思います」

4着 アーバンシック(横山武史騎手)
「馬場を考えて、もう2列くらい前が欲しかったのですが、スタートがうまく出られず、思った位置を取れませんでした。道中は我慢して、直線で進路を見つけてからは脚を使ってくれました。一歩ずつ成長しているので、さらなる成長を期待しています」

5着 シンエンペラー(坂井瑠星騎手)
「勝ち馬をマークして、道中良い感じで運べました。この馬としては、時計が少し速かったですが、現状の力は出し切っていると思います。次に向けて、ギアをもう一段上げられるように仕上げていきたいと思います」

6着 レガレイラ(北村宏司騎手)
「ゲート裏でテンションの上がるところがありましたが、駐立までには整いました。1歩目が速くなくて、他馬に入られて、後方になりました。道中は進路を作りながら運んで、3コーナーから押し上げていきました。4コーナーで少しもたれながらも伸び始めましたが、思ったより苦しい伸びでした」

17着 メイショウタバル(浜中俊騎手)
「返し馬は落ち着いていましたが、ゲート入りに手間取ってテンションが上がってしまいました。リズム良く運ぼうと思いましたが、掛かってしまいました。力みが強かったです」

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