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阪神11Rの第29回アンタレスステークス(4歳以上GIII・ダート1800m)は5番人気ミッキーヌチバナ(太宰啓介騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分51秒2(良)。クビ差の2着に3番人気スレイマン、さらに1馬身半差の3着に1番人気ハギノアレグリアスが入った。

ミッキーヌチバナは栗東・高橋亮厩舎の6歳牡馬で、父ダノンレジェンド、母ヌチバナ(母の父キングカメハメハ)。通算成績は19戦5勝。

レース後のコメント
1着 ミッキーヌチバナ(太宰啓介騎手)
「以前よりゲートを出るようになっていますので、二の脚である程度前目につけたいと思っていました。道中は前に人気馬が何頭かいて、いい目標になりましたし、終始手応え良く、レースがしやすかったです。直線は何とか間に合ってくれという気持ちで追っていました。高橋亮調教師にはお世話になっていて、一緒に重賞を勝てて良かったです。レースに騎乗するのは久々でしたが、調教にはちょくちょく乗っていました。成長していますし、まだまだ良くなっていきそうです。この2日間は悲しくて辛かったですが、力を合わせて頑張っていきます。これからも、競馬を、馬を、応援してください。ジョッキーも応援してください」

2着 スレイマン(斎藤新騎手)
「大外からでしたがスタートがとても良く、全体的な競馬のリズムも良かったです。勝った馬は勢いがありましたが、この馬も抜けてフワッとするところがありました。まだまだ底を見せていない感じです」

3着 ハギノアレグリアス(岩田望来騎手)
「良いリズムでレースが出来ましたが、ラストで伸びを欠きました。馬は一生懸命走ってくれましたが...」

5着 サヴァ(岩田康誠騎手)
「1800mでも対応してジリジリ伸びてくれました。もう少し決め手が欲しいですね」

6着 ダノンマデイラ(鮫島克駿騎手)
「休み休み使われて、今回も休みが長引いていましたが、能力だけで走っている感じです。枠も良く、並びも良く、ロスなく立ち回れました。今後順調に使えればいいですね」

14着 ヴィクティファルス(池添謙一騎手)
「返し馬もいつものような感じでいけました。ゲートもポンと出て、出たなりで1コーナーに入る所では2番手の後ろを取れましたが、向正面からリズムが悪くなりました。レースで自分から手前を替える馬なのに、自分で手前を替えませんでした。替えなかったので自分が馬の上でアクションを起こしたのですが、右手前のままで、嫌気が差してしまったので外に出していきましたが、3コーナーの勝負どころから手応えがなくなってしまいました。繊細な馬なので、嫌気が差してしまったのだと思います。本来のやる気がある時や勝った時は良い手応えで回って来られるのですが、今日は何もなかったです。1コーナーから向正面に入る時に、何か嫌なことがあったのか...。頭に砂もまともに当たっていましたが。気性的に繊細なところがある馬で、今日はそれがもろに出てしまいました」

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