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7日、佐賀競馬場(曇 稍重)で行われた3歳牝馬の重賞、第23回ル・プランタン賞(1800m)は高知から参戦した1番人気グラインドアウト(赤岡修次騎手)が快勝。道中は出入りが激しくなる中で好位をキープし、2周目3コーナー手前でスパートして先頭に。そのまま後続の追い上げを振り切った。勝ちタイムは1分59秒9だった。追い込んだ地元佐賀の3番人気ケンタッキーグレイが1馬身差の2着、さらに3馬身差の3着に4番人気フェリシス(兵庫)。

グラインドアウトは父アメリカンペイトリオット、母クィーンロマンス(母の父ティンバーカントリー)の3歳牝馬、田中守厩舎(高知)の管理馬。通算成績9戦4勝。重賞は2勝目で、前走の花吹雪賞に続いて佐賀の重賞を連勝した。

レース後の関係者のコメント

1着 グラインドアウト(赤岡修次騎手)
「前回は雨で水の浮いた馬場でしたし、時計の速い馬場の方が走りが良い馬ですからね。今回は水を含んでいても、返し馬をしたときに少し重いと感じましたし、ペースがどうなるかとも思っていました。スタートを出たので行ければ2-3番手と考えましたが、外から行く馬もいたので逃げ馬の後ろで我慢しようと思いました。かなり遅くなりましたね。

最初の直線で調教のようなペースになったので、内から一気に行こうと思ったのですが、そのときに他馬が先に動いたことで、ちょうどよくなりました。あれがなければ僕の馬が動いて、逃げる形になっていたでしょうね。(向正面では)相手になるだろうと思っていた馬が苦しい形になっていたので、ここで一気に動こうと思いました。途中でペースが急に上がったのと、自分から動いたことで終いは少し鈍くなりましたが、押し切ってくれるとは思っていました。

休み明けのレースで、乗り込んでくれていると聞いてはいましたが不安もありました。休み明けにしては動いてくれたと思います。グランダムジャパンのシリーズ競走を使っていくのかなと思いますが、なんとかこの馬をたくさん勝たせてあげたいです」

2着 ケンタッキーグレイ(出水拓人騎手)
「位置取りは出たなりで行って馬のリズムに任せて、道中も無理なく流れに乗れました。展開的にも思っていたような良い展開になってくれましたし、最後まで良い脚を使って頑張ってくれましたが、勝ち馬が一枚上でしたね」

3着 フェリシス(山本咲希到騎手)
「ペースが思っていたより流れなかったですね。グラインドアウトの後ろで競馬をするプランでしたが、違った展開になりました。距離的には合いますし、何度か遠征を経験して、精神的にも成長していると思います」

4着 クライムエンジェル(廣瀬航騎手)
「自分でペースを作りたかったのですが、2番手になってチグハグになってしまいました。思っていた展開にならなかった事もありますが、距離的に少し長いかもしれません」

5着 シーブレ(竹吉徹騎手)
「スンナリした位置取りで流れに乗れましたし、道中の手応えも良かったです。最後も良く伸びてくれましたし、距離もこれくらいあった方が良いと思います。詰めきれませんでしたが、頑張ってくれたと思います」

(取材協力:うまかつ.net)

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