IFHA（国際競馬統括機関連盟）から「ロンジンワールドベストレースホースランキング」が発表された。今回の発表は2024年1月1日から3月10日までに実施された世界の主要レースを対象としたもので、レーティング117以上の19頭が掲載された。

ランキングトップはレーティング121で、ナショナルトレジャーとセニョールバスカドールの2頭が並んでいる。昨年のプリークネスステークス（G1）の勝ち馬ナショナルトレジャーは、今年初戦となったペガサスワールドカップ（G1）で、最終コーナーで先頭に立つとそのまま押し切って勝利。またセニョールバスカドールは、サウジカップ（G1）で後方から追い込んで、一旦抜け出したウシュバテソーロを外から強襲。ゴール前アタマ差かわして優勝し、それぞれこの評価となった。

第3位タイはレーティング120で、ウシュバテソーロ、プライベートアイ、レベルスロマンス、ロマンチックウォリアーの4頭が並んでいる。昨年のドバイワールドカップ（G1）を制覇したウシュバテソーロはサウジカップで惜しくも2着。プライベートアイは、ブラックキャビアライトニング（G1）でG1レース9勝目を飾った牝馬の強豪インペラトリスのアタマ差2着だった。一昨年のブリーダーズカップターフ（G1）の勝ち馬レベルスロマンスは、アミールトロフィー（G3）で日本から参戦したゼッフィーロに3馬身差をつけて完勝した。昨年中距離のG1を3勝したロマンチックウォリアーは、香港ゴールドカップ（G1）で今年のスチュワーズカップ（G1）覇者ヴォイッジバブルとの追い比べをクビ差制して勝利し、それぞれこの評価となっている。

日本調教馬は2頭が掲載された。ウシュバテソーロ以外では、金鯱賞（GII）で昨年の菊花賞馬ドゥレッツァを下して連覇を達成したプログノーシスがレーティング119で第7位タイとなっている。

（JRAのリリースによる）