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3月17日(日)に阪神競馬場で行われる第72回阪神大賞典(GII)に出走を予定しているブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)について、追い切り後の吉岡辰弥調教師のコメントは以下の通り。

「うちの厩舎に来たばかりで、飼葉の面や、調教の面など、いろいろなところを探りながら始めました。入厩1日目、2日目は、馬が新しい環境で競馬と勘違いしてテンションが高くなるようなところがあったのですが、すぐに慣れて、いい状態で調教できていると思います。

2000m以上の長い距離に適性があるように見えますし、折り合い面も問題無く、騎手のゴーサインにもすぐに反応できます。非常に乗りやすそうな馬だと思って見ていました。

先週の水曜日に坂路で馬なり、土曜日(9日)に坂路で目一杯追う調教を行いました。あまり坂路で時計が出るような走り方ではないのですが、土曜日は52秒台と、しっかり動けていたと思います。最終追い切りは、ジョッキーに乗ってもらい、阪神の3000mで折り合い面が大事になりますので、そのあたりを併せ馬で確認してもらいました。折り合いは非常に良く、状態も良く感じましたとのことでした。ジョッキーとは、今までのレース内容や、普段の馬の癖などもすり合わせて話をしたのですが、それを踏まえても、変わりなく順調に来ていると思いますとのことでした。

いい意味でメンタルに波が無いというか、あまり何かに動じることも無い馬です。厩舎に来てからここまで、調教が強くなったのですが、その中でもテンションは変わらずに来ることができたのは良かったと思います。

3000mは走ったことがない距離ですので、正直なところ、やってみないとわからないところですが、調教を見ているとブレの少ない効率の良い走り方をしますし、追い切りを見ていても最後の1ハロンの時計からまだあと2ハロンぐらいそのままの勢いで走れそうだという調教助手のコメントもありますし、距離が延びていいのではないかと思います。この距離は経験のある馬が強いと思うのですが、ここで何とかいい結果を出して次のステージに進みたいと思います。

中野栄治厩舎からの転厩で、前の厩舎でも大切にされていたと感じています。中野調教師から温かいアドバイスもいただきました。何とかうまく引き継いで結果が出せるように頑張りたいと思います」

(取材:三浦拓実)

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