3月10日（日）に阪神競馬場で行われる第58回フィリーズレビュー（GII）に出走を予定しているコラソンビート（牝3、美浦・加藤士津八厩舎）について、追い切り後の伊藤祥徳調教助手のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、積極的に自分で競馬を作って、全馬を負かしにいくような形で、勝ちにいくような競馬をして結果的に3着なので、時計的にも想像していたより1秒以上速いですし、総合的に強い競馬をしたのではないかと思います。ほめてあげたいです。

一度、桜花賞に向けて、馬を動かしたかったという思いがありました。1400mは得意な距離ですし、思い切って一度馬を動かしていくという意味で、フィリーズレビューはいいレースだと思います。

1400mという距離に関しては、右回りでも左回りでも適正距離、ベストな距離だと思いますが、阪神ジュベナイルフィリーズで1600mで戦うための課題を馬が見せてくれましたので、そこに向けて頑張っています。1600mというのを視野に入れながら取り組んでいくとレースの幅も広がっていきますし、大きいところを見据えていくという意味では、1600mはもちろん桜花賞もありますし、NHKマイルカップという形も取れますし、使いどころの視野が広がってきますので、そういう馬になってもらいたいという思いはあります。

もともと2歳の時点で高いものを持っていました。何よりも賢い馬、クレバーな馬でしたので、大きな成長というよりは、取り組んでいく課題の方が大きいです。

栗東に着いて、少しナーバスになった部分はあり、馬の気持ちを最優先にしながら、強度の高い調教というよりは、落ち着かせてというところが第一でした。ですが、レースに向けて競馬のスイッチを入れたいと思いましたので、きょうは思い切って馬なりで、積極的に馬が動いてくれましたので、いい追い切りになったのではないかと思います。

すごく賢くて、何より顔が美人で、人間であったらモデルさんのような、芸能界にいそうな、りりしい顔をしています。そういうところを見て応援して下さったらとてもうれしいです。
レースの方も楽しみに見ていただけたらと思います。応援よろしくお願いします」

（取材：三浦拓実）