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3月9日(土)に阪神競馬場で行われる第26回阪神スプリングジャンプ(J・GII)に出走予定のマイネルグロン(牡6、美浦・青木孝文厩舎)について、青木孝文調教師のコメントは以下の通り。

(前走を振り返って)
「GIの1番人気で臨むというのが、馬にとっても僕にとっても初めてだったので、緊張していないつもりだったのですが、終わってみたらグッと力が抜けました。無事に終わりましたし、最高の結果だったから良かったのですが、ホッとしたのが1番です。大げさではなく中央競馬の関係者として20年くらい美浦トレセンで働いていて、厩務員、調教助手とやって、JRAのGIというのが自分に回ってくるものなのかな、という気持ちもありました。他の人には冗談めかして、都市伝説でしょと言っていたのですが、都市伝説じゃなくて現実のものだというのが改めて分かりました。勝てるんだというのが素直な気持ちでした」

(前走後は)
「中山大障害を勝って、終わった後、疲れもさほど大きなものはなくて、近くのビッグレッドファーム鉾田の方に、年明けに放牧に出して、一ヶ月くらいそこで過ごしました。その後は牧場でも順調でしたし、レースの一ヶ月ぴったり前くらいに美浦に入厩させて、そこからここまで調整してきたという流れです」

(1週間前は)
「内容的には、馬なりでサラっと上がってきただけなのですが、サラっとというと語弊があるかもしれませんが、良い手応えでグっと手綱をしっかりかかえながら上がってきて、馬の気持ちも前向きで、身体もしっかり使えているので、1週前の段階で全然言うことがなかったです」

(今朝の最終追い切りは)
「追い切りのあとジョッキーと話をして、本当に短時間ですね。何にも不安はないです、大丈夫です、以上、みたいな感じでした。大障害から続いている流れで全てにおいて、気の利いたことが言えないくらい順調ということで、一番ですね」

(中山大障害を終えて、マイネルグロンの強さは)
「レース前に同じような質問をされた際に、障害で、着地してからの次の再加速という風に答えたのですが、考えが改まりました。飛越そのものというか、飛越の弾道の低さ、ライナー性の飛越で、極めてロスの少ない、減速が少ないと言いますか、そもそも飛ぶ速さも速いですし、それが低い弾道でいくので、それも含めて再加速も速いですし、飛越に関しては言うことないです。本当に上手だと思います」

(意気込み)
「無事に走ってくることが第一だと思っています。飛びも安定していますし、ここまでの過程も順調そのものです。石神くんもまったく慌てていないというか泰然自若という形で構えてくれていますので、無事に終われば結果はついてくるかなと思います。あまり力まずいきたいと思います」

(取材:藤原菜々花)

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