3月10日（日）に中京競馬場で行われる第60回金鯱賞（GII）に出走を予定しているノッキングポイント（牡4、美浦・木村哲也厩舎）について、追い切り後の阿部孝紀調教助手のコメントは以下の通り。

「前走の菊花賞は、（2周目の）4コーナーで他の馬と接触する場面があって、それで馬のやる気が無くなってしまったのではないかという印象で見ていました。

左回りはベストだと思っていますし、距離が2000mになることもベストな条件になるのではないかと思っています。4歳になって、馬体重はそこまで変わっていないのですが、気性面の部分が成長しているのではという感じで見ています。ストロングポイントはしっかりと長くいい脚を使えるところだと思っています。

一週前追い切りは、戸崎騎手に栗東に来てもらい、長めからしっかりと時計を出して負荷をかけました。予定通りにいったという印象です。戸崎騎手はとてもいい馬だと言っていました。最終追い切りは、全体的には時計を抑え気味で、なおかつラストは気を抜かせないように走らせるという方向でやりました。

しっかりゲートを出て、ポジションを取って走ってくれればいいなと思っています。まずは無事に、が最優先になりますが、この先もまだまだやれる馬だと思いますので、応援していただければと思います」

（取材：三浦拓実）