25日（日）に阪神競馬場で行われる阪急杯（GIII）に出走予定のアサカラキング（牡4、美浦・斎藤誠厩舎）について、追い切り後の斎藤誠調教師のコメントは以下の通り。

「2連勝して臨んだ前走は、東京と京都のどちらが良いか、ジョッキーも交えて協議をした結果、京都のコース形態が良い、ということで（京都の山城Sを）選び、良い勝ち方でクリアしてくれました。良い競馬の内容だったと思います。

（今回は）間隔が詰まっているので、1週前は軽めの調整で、今朝の（最終追い切り）1本できちんと仕上がるかなと思っていました。跳びが大きいので、ゆっくり目かと思いましたが、（ウッドチップコースで）終い1ハロンは11秒0が出まして、改めて跳びが大きく、体も大きいので、ダイナミックなフットワークで疲れはないと思いました。

芝2000ｍの未勝利戦を勝った後、（陣営として）色気が出まして、クラシックを目指したのですが、距離の適性という点でちょっと違ったのかなと思います。当時はまだ体も緩く、跳びが大きいので、短距離に対応できるのだろうかと思い、距離をもたせていましたが、道中の折り合いに難があることもあり、短距離に変えた途端に3連勝しまして、適性にはかなわないなと感じました。

この3連勝は自分で競馬を作って、内容の濃いものだと思いますし、（今回は）阪神に変わりますが、阪神の開幕週で非常に良い馬場だと思いますので、そこで思う存分脚を見せてくれないかと思っています」

（取材：山本直）