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2月25日(日)に中山競馬場で行われる第98回中山記念(GII)に出走を予定しているエルトンバローズ(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。

「前走のマイルチャンピオンシップは、初めてのGI挑戦で、3歳馬ということもあり、胸を借りるつもりで行ったのですが、西村淳也騎手も、立ち回り上手く、しっかり馬の力を出し切っての結果ですので、また次の年が楽しみになると思いました。成長のスピードが速すぎて、去年は毎レースびっくりさせられるような走りをしてくれました。

前走後はチャンピオンヒルズに放牧に出して、しっかり疲れを取ってもらい、三週前に栗東に帰厩しました。前走の後は疲れるかと思ったのですが、すぐに体も戻って、何ならすぐにまた競馬を使えるのではないかというぐらいの様子で、体力もついてきたと思いますし、迫力も出てきましたので、またひとつ成長したように思います。

追い切りは、二週前がCW、一週前もCW、今週は坂路で行いました。栗東に戻って来たときは、冬場のぶん、少し太いというところがありましたので、二週前、一週前と、ジョッキーにはしっかり動かすように、負荷をかけるようにと話をしました。すごく順調に来ましたし、ある程度、休み明けの中では動きが良くなったと思いましたので、今週は、終いだけ反応を確かめる程度でという話をジョッキーとはしました。仕上がり具合は、マイルチャンピオンシップの時を100とすると、90ぐらいには行ったかなと思います。馬体重は成長分込みになると思いますし、休み明けの始動戦としてはむしろ理想的な感じではないかと思います。

福島のラジオNIKKEI賞であったり、東京の毎日王冠であったり、どんな競馬場でも力を出せるタイプではないかと思っていますので、中山も、1800mであれば何の問題も無いのではないかと思っています。好位で競馬も出来ますし、ジョッキーの指示通りに動いてくれると思っていますので、中山の小回りを考えると強みになるのではないかと思います。

普段は大人しいです。のんびりしているというか、だんだんと競馬とのONとOFFがわかってきているように思います。

去年一年で素晴らしい成長を見せてくれました。少し間は空いたのですが、馬自身、リフレッシュして、活気十分です。中山競馬場は初めてのコースになるのですが、どんな競馬場でも走れることがこの馬の強みだと思いますし、西村淳也騎手との手もバッチリですので、まずはここでいいレースをして、次の大舞台に繋げていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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