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東京11Rの第41回フェブラリーステークス(4歳以上GI・ダート1600m)は11番人気ペプチドナイル(藤岡佑介騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分35秒7(良)。1馬身1/4差の2着に5番人気ガイアフォース、さらにクビ差の3着に13番人気セキフウが入った。

ペプチドナイルは栗東・武英智厩舎の6歳牡馬で、父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ(母の父マンハッタンカフェ)。通算成績は20戦8勝。

レース後のコメント

1着 ペプチドナイル(藤岡佑介騎手)
「ちょっと厳しいペースを追走して、早めに先頭に立ったので、何とか踏ん張ってくれという感じで乗っていましたし、馬自身がよく頑張ってくれたなという印象でした。並びは想像がついていて、想定以上に楽に好位が取れて、何とか良い手応えで回って来られないかなと、期待しながら乗っていました。あまりにも楽に先頭に立ったので、このまま押し切れないかなと思っていて......直線は長かったです。(武英智厩舎とは)普段からコミュニケーションをとっていて、馬自身がすごく調子が良さそうで、レース自体はプレッシャーもかけられずに、『気楽に乗ってきてくれ』ということで、良いパフォーマンスを出すことができました。すごく馬の仕上がりも良かったですし、順調に仕上げていただいていて、(武英智調教師が)騎手の頃から仲が良かったので、『よくやったな』と言いたいです。馬のリズムさえ守っていけば、力強く、長く脚を使える馬ですし、前走はちょっとうまくいかなかったので、今日はとにかくスムーズに、というつもりで乗りました。今日は人気薄だったにもかかわらず、たくさん『おめでとう』と声をかけていただいて、すごく嬉しかったです。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」

(武英智調教師)
「(GI初制覇)嬉しいです。ここまでGIで人気になりながら勝てず、GIの壁はものすごく厚いなと思っていましたから嬉しいですね。結構ここまで使い詰めでしたが、いよいよ本格化してきたなという感じでしたから、チャンスはあると思っていました。最初は体質が強くなかったので長い距離でゆったり走らせてきましたが、今ならマイルでもいいかなと思っていました。デビューから2戦、芝でついていけなくて、芝スタートでもダッシュがつかず、その点はどうかと思っていましたが、馬が強くなっていますから、今ならこなせるのではないかなと思っていました。枠が出てすぐ藤岡騎手から連絡が来ましたが、並びが良いと意見が一致しましたし、作戦通りと言いますか、考えていた通りの競馬でした。ただ思ったよりペースは流れていましたから、ウィルソンテソーロが出て行った時にあまり付き合わないで欲しいなと思っていたところで引いてくれたのも良かったです。(先頭に立つのが)さすがに早いなと思いましたが、思ったより楽に先頭に立っていましたし、後ろからも来られそうになかったので大丈夫かなと思いながらも、長いなと思って見ていました。(声は)出ましたね。普段は出さないのですが、オーナーが、僕が騎手時代、一番しんどかった時に支えてくれたので、とにかくオーナーの馬で何とか大きい所を獲りたいと思っていましたから、無我夢中で応援しました。(先頭でゴールに入り)嬉しいのとホッとしたのと、早くオーナーに会いたいなと思いました。まだ特に会話という会話はしていませんが、この後馬の状態を見てから、感謝の気持ちをお伝えできたらなと思っています。(今後について)距離は1600mから2000mくらいならどこでも良いかなと思っています」

2着 ガイアフォース(長岡禎仁騎手)
「道中キックバックを気にするところはありましたが、初ダートの割に我慢していました。前が流れていて、ちょうど良いポジションが取れて、リズム良く運べて脚も使っているのですが...。勝てなかったのは悔しいです。ダートも大丈夫です」

3着 セキフウ(武豊騎手)
「とにかく具合が良かったです。この馬のレースに徹して、良い伸び脚でした。欲を言うなら、もう少し湿った馬場が良かったですね。乾きすぎていました」

4着 タガノビューティー(石橋脩騎手)
「この歳ですが、上手に仕上げてもらっていて、馬は良かったです。ベストの舞台のGIで勝ちたいと思っていました。今日は馬場が前残りだったのですが、だいぶ乾いてきていましたし、あとはペースが流れてくれればと思っていました。後ろから外を回すのはきついので、インから良いところに抜けることが勝ちにつながると思っていました。その通り動けたのですが、あと、少しでした。本当によく頑張っていました」

5着 キングズソード(岩田望来騎手)
「ペースが速くなったのは良かったです。3.4コーナーにかけて、外に張り気味で、すこしそこで、脚が溜まるところが溜まりきらなかったです。最後は、開けてからは良い脚を使ってくれましたし、初の1600mで良いレースができたと思います」

6着 レッドルゼル(北村友一騎手)
「かなり落ち着いてレースに臨めました。自分の競馬に徹しようとし、リズム良く運べました。最後までしぶとく脚を使っていました。欲を言えば4コーナーでセキフウに蓋するくらいの感じで回ってこられたらよりよかったですが・・・・・・」

7着 ミックファイア(矢野貴之騎手)
「久々の1600mで、さらに相手が一線級だったこともあり、ペースに戸惑っている感じもありました。初めて内で囲まれて我慢する形になったのですが、上手く対応してくれましたし、次に向けて競馬の幅が広がったと思います。良い内容でした」

(渡辺和雄調教師)
「内枠で砂を被る競馬は初めてで、経験したことのないポジションで戸惑っていました。前が流れていましたが、渋太くしっかりと伸びてくれました。中間いろいろあった割には頑張っています。まだまだ良い状態で持って行けると思いますし、またチャレンジできると思わせる競馬でした。羽田盃や東京ダービーの頃より落ち着いていましたし、体が少しずつ成長しています。パドックでもだいぶ大人でした。今日の競馬が良い経験になりましたし、やれるぞという手応えを掴みました。1600mの激流を経験したので、馬の様子を見ながら川崎記念も含めてかしわ記念を視野に入れたいと思います」

8着 ウィルソンテソーロ(松山弘平騎手)
「スタートが速く、外からリズム良く走れていました。ともかく結果がすべてなので、結果を出せなくて悔しいです。これだけの馬を任せていただいたのに、申し訳ないです」

11着 イグナイター(新子雅司調教師)
「あのポジションでついて行ったので、止まってしまいました。それでも見せ場のある、夢のあるレースだったと思います。全然やれないことはない感じだったので、このチャレンジを糧にまた挑戦したいです。今後はオーナーと相談して、ドバイかさきたま杯を目指したいです」

13着 スピーディキック(藤原智行調教師)
「去年よりも場慣れしていて、競馬場に着いてすぐに落ち着いていました。御神本騎手が強気について行って、4コーナーではおっと思いました。最後は伸びるかなと思いましたが、その辺は牝馬だからなのでしょうか。やりたいレースはできました。1マイルが良いと思うので、今後はかしわ記念辺りを考えています」

14着 オメガギネス(C.ルメール騎手)
「勝った馬の後ろで、ベストポジションだと思っていましたが、残念ながら4コーナーで伸びきれなかったです。前回、1800mでよく頑張ってくれたので、今日は疲れていそうな感じでした」

(大和田成調教師)
「直線に向いてゴーサインを出した時、急に脚がなくなってしまいました。いつもよりゲート裏で入れ込みがきつく、スタッフが抑えるのに苦労していたみたいです。ジョッキーもテンションが高い雰囲気があったということでした。もしかすると、大事に使って、ある程度十分に間隔を取って使っていたので、タイトなローテーションが馬に影響したでしょうか。敗因としては、慣れていないローテーションと、目に見えない疲れがあったでしょうか」

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