2月11日（祝・日）に東京競馬場で行われる第58回共同通信杯（GIII）に出走を予定しているエコロヴァルツ（牡3、栗東・牧浦充徳厩舎）について、追い切り後の牧浦充徳調教師のコメントは以下の通り。

「前走の朝日杯フューチュリティステークスは、スタート直後に不利を受けて、最後方まで下がるような展開になってしまったのですが、最後はしっかりといい脚で伸びてきてくれて、2着まで来てくれました。結果は残念でしたが、今までは好位から抜け出すような競馬が多かったのが、後方からしっかり脚を使うような競馬も出来ましたので、先々幅の広がるような競馬が出来たと思っています。

レース後は放牧に出して、1か月ぐらい前に栗東に戻して調整してきました。今回は放牧の期間が長くなかったので、現状維持といった感じでしたが、朝日杯フューチュリティステークスの前は、夏場からしっかり休ませたことで、体が一回り大きくなって戻ってきました。

一週前追い切りは、武豊騎手に乗ってもらい、CWで長めからしっかりやりました。きょうの最終追い切りは、坂路で、他の馬の後ろで我慢させてラストだけ反応を見るような感じでした。輸送もありますし、無理のないようにやりました。最後もしっかり我慢が利いていましたし、促したらスッと反応してくれていましたので、問題無く出走できると思います。前走と比較してプラスという感じではないですが、いい意味で平行線ぐらいでは出られると思います。

先々を見据えた上で、東京コースを経験させておきたいのと、左回りを経験させておきたいということで、このレースを選択しました。前走の競馬の様子からしても、跳びの大きなきれいなストライドの馬ですので、広いコースは合うのではないかと思います。

いいポテンシャルを持った馬です。先々はもっと成長してくれるとは思いますが、まだまだ途上な馬ですので、現状でどこまでやれるかわからないですが、応援してもらえればと思います。よろしくお願いします」

（取材：三浦拓実）