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2月4日(日)に京都競馬場で行われる第64回きさらぎ賞(GIII)に出走を予定しているジャスティンアース(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。

「新馬戦の時は、調教は動いていたのですが、思ったより最後動き切れませんでしたので、(前走の未勝利戦では)どのぐらい二走目で変わるか、半信半疑のところがありました。二走目はスピードの乗りも良かったですし、直線は前へ行って上がりもしっかり使えましたので、思った以上に能力を秘めていると思いました。

まだポテンシャル先行というか、体の面で追いついていないところは感じますが、この馬なりには少しずつ解消され始めていますので、もうひとつ、前走以上の走りを見せてくれるのではないかと思っています。

前走後はノーザンファームしがらきに移動して、しっかり疲れを取ってもらい、成長を促して、3週前に帰厩しました。もともとどちらかというとスラっとしていて、ちょっと非力というか、そういうイメージだったのですが、体重が増えて帰ってきて、馬っぷりが良くなってきたと感じました。

一週前追い切りは、松山騎手が乗って、CWで併せ馬をやりました。折り合いはピッタリついていましたし、直線で追ってから少し内にモタれるところがあったのはまだ幼いところかなとジョッキーとも話していたのですが、それでも終い1ハロンは12秒を切ってきていましたし、動き自体は問題無く、いい動きでした。今週の最終追い切りは、坂路で、調教助手が乗って、道中はゆっくり入って終いだけサッと伸ばしたのですが、(坂路の終い1ハロンでは)今まで12秒を切ったことが無かったのが、きょうは走りやすい馬場だったとはいえ11秒8で上がってきて、仕上がったのではないかと思います。まだところどころで精神的に幼い部分があり、そのあたりが今後の課題だと思います。

コースはこれまでと同じですが、馬場状態が荒れてきていますので、もともとちょっと非力なタイプだと思っているだけに、そのあたり若干心配はしています。キャリアも浅いですし、使ってみないとというところはあります。芝向きというか、綺麗な走りをします。あとは距離が持ってほしいと思います。大きなレースは距離が延びていきますので、そこに向けてどう馬を作っていくか、厩舎としては課題として挙げています。

未勝利をひとつ勝ったばかりですので、あまり大きなことを求めるのも現状では酷かなと思いますが、期待していいほどのポテンシャルは秘めていると思いますし、しっかりと体の面で成長してくれればもっと楽しみが大きくなってくるのではと思います。

もともと能力が高そうだと期待していたのですが、それを前走の競馬でしっかりとお見せすることができました。一気の重賞挑戦ということになりますが、それをしてもいいのではないかと思わせる前走の内容でしたし、この馬なりには少しずつ成長もしています。何とかここでいい競馬をして、春が楽しみになるように、精一杯頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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