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2月4日(日)に東京競馬場で行われる第74回東京新聞杯(GIII)に出走を予定しているマスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野泰之厩舎)について、追い切り後の辻野泰之調教師のコメントは以下の通り。

「前走の秋華賞は、ゲートを出てからの二の脚がつかず、いいポジションでレースをすることができなかったという印象ですし、正直やりたかった競馬ができたわけではないのですが、最後は詰め寄ってくれていましたし、能力を再認識できたレースだったように思います。

レース後は放牧に出して、いつも通りレースの3週間前にトレセンに戻しました。一週前はCWでの併せ馬、直前は坂路での追い切りと、いつも通りのパターンで調整してきています。

一週前追い切りは、秋華賞の前がかなり良い印象を持っていて、その時に比べるといくらか物足りなさは感じましたが、ここで目一杯に、ということはしたくありませんでしたので、一週前としては悪くない内容だったと思っています。今週の最終追い切りは、坂路で、単走で、バランスの確認という形でしたが、以前より走りがまっすぐで、しっかり走れるようになっていますし、去年に比べてもひとつ大人になってくれているのではないかという印象を受けています。

関西圏でしかレースをしたことがありませんでしたので、初めての長距離輸送、初めてのコース、初めてのマイルと、いろいろ課題はあるのですが、早い段階でこういう経験をさせたかったので、これがいい経験になって、次につながってくれればと思っています。秋華賞の後もそれほど疲れやダメージは無かったですし、早い段階でこの馬にとって新しい経験をさせてあげたいと思っていましたので、ここはいいレースだと感じています。

普段はすごく穏やかで、かわいらしい女の子という印象ですが、レースに行ったらこちらがビックリするぐらいのパフォーマンスを見せてくれて、毎回こちらが驚かされています。操縦性が高いですし、一瞬で加速するあの脚はなかなか見ることができないと感じさせてくれます。

今年はこの馬にとって飛躍の年にしたいと思っています。去年同様、温かい声援をいただけたらと思っています」

(取材:三浦拓実)

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