2月4日（日）に東京競馬場で行われる東京新聞杯（GIII）に出走予定のウンブライル（牝4、美浦・木村哲也厩舎）について、追い切り後の木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

「（中間は）前走が終わって骨折が見つかり、北海道で手術させてもらって、痛いところがない状態で、入念に時間をかけて乗り込んできました。1か月ほど前に厩舎へ連れてきて調整しています。骨折の影響はありません。

元々、すごく格好良い馬ですが、たくましくもなって、お姉さんになってきたと思っています。

今週は競馬なので、（今日の追い切りは）しっかり前半からアグレッシブに動いてもらって、ゴールに向かって集中して走ってくれればな、と思ってやりましたし、その通りに出来ていると思います。スタンド前に上がってきても、落ち着いて、良いリズムで大きく歩けていますし、追い切りの強度も彼女にとっては負担ではなかったと思いますし、だからといって軽すぎるわけでもなくて、良いトレーニングが出来たと思っています。

（東京の1600ｍは）実績のあるコースでもあると思いますし、言い訳の利かない、東京競馬場の中でも良いコース形態であるので、頑張ってもらいたいと思っています。

お兄さんもGIを勝っていますし、きょうだいはみんな一生懸命走る仔たちで、一番大事なところでアドレナリンを出してくれるので、頼もしいきょうだいたちだと思っています。

初めて一段階上のステージで走ることになりますが、ウンブライルも成長して、お姉さんになってきているので、今年一年頑張ってもらいたいと思っています。そういう意味では、まず良い形で脚を使ってもらって、今年のスタートにしてもらいたいと思っています」

（取材：山本直）