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1月25日(木)、姫路競馬場(晴・良)で行われた3歳牝馬の重賞、第25回兵庫クイーンセレクション(ダート1400m、出走12頭)は、ただ一頭名古屋(愛知)から遠征してきた2番人気のニジイロハーピーが、3コーナー手前で外から先頭に並びかけ、4コーナーでは後続を離して、地元馬を抑えて重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分33秒1。2馬身差の2着が1番人気のプリムロゼ、5馬身離れた3着がインタールード、4着がティラミスアイ、5着がラブミーテキーラだった。

勝ったニジイロハーピーは父ストロングリターン、母トラストネモフィラ(母の父タニノギムレット)の3歳牝馬。通算成績は11戦2勝。名古屋のゴールドウィング賞3着、笠松のライデンリーダー記念2着と地元の重賞で好走を続けてきたが、姫路に遠征して初の重賞勝利を挙げた。名古屋・今津勝之調教師の管理馬。鞍上の笠松・渡邊竜也騎手は、2021年にニジイロで勝って以来、2度目の兵庫クイーンセレクション制覇となった。

レース後のコメント

1着ニジイロハーピー(渡邊竜也騎手)
「大きいレースを勝てたので嬉しく思います。この馬には2回騎乗したことがあって、早めにじわっと脚を使っていこうと思ったのですが、思ったより手応えが良く、向正面で早めに先頭に立ってしまいました。それでも馬が良く辛抱してくれたと思います。返し馬の雰囲気もすごく良くて、馬の気性も前向きでしたので、自信を持って乗ることができました。すごく乗り味のいい馬ですし、まだ3歳で、成長できると思いますので、今後も楽しみにしています。(ケガで)2か月休んでいた自分を乗せてくださった今津調教師と、馬主さんと、厩務員さんには感謝しかないですし、その中で結果を出せたのは自分にとって自信につながったと思います。
(ニジイロで2021年にこのレースを勝ったことは)意識せずにはいられず、強い気持ちで乗ろうと思っていました。結果を出せて良かったです。笠松のファンの皆さんもおそらく見てくださっていると思います。皆さんの応援に応えることができて良かったと思います。姫路競馬場に来ているファンの皆さんも、ぜひ笠松競馬場に足を運んでもらえればと思います」
(今津勝之調教師)
「騎手には、好きなように乗ってこいと指示していました。輸送に関しては、笠松に行った時もおとなしかったですし、今回もおとなしかったです。今回は調教でも動いていました。手応えを感じてレースに臨みました。どんな競馬でもできるタイプで、名古屋でも牡馬相手に好走していましたし、メンバーを見てもチャンスがあると感じていました。今後は、1か月ほどリフレッシュさせて、馬の状態を見て判断します」

2着プリムロゼ(杉浦健太騎手)
「流れは良かったのですが。テンションに関しては、気にするほどではありませんでした。初めての輸送でしたが、しっかりクリアしてくれました。競馬も上手ですし、まだ伸びしろはあると思います。距離は1400mが合っていると思います。今日は相手が一枚上でした」

3着インタールード(笹田知宏騎手)
「収穫のあったレースでした。上位2頭は強かったのですが、このようなレースの形を覚えていけば、もう少し上がりの脚を使えるようになると思います。次に繋がる内容だったと思います」

4着ティラミスアイ(山田雄大騎手)
「今回は馬体重が減りすぎました(マイナス10kg)。いいところを通っていたのですが、いつものような伸びがありませんでした。流れには乗って運べましたから、今回は力負けかもしれません。勝負どころで馬なりでついて行ければ良かったのですが、そこで促しているので、厳しいかもしれません。ですが少しずつ力はつけています」

5着ラブミーテキーラ(吉村智洋騎手)
「前走は躓くところがありましたが、今回は自分の形に持ち込めました。途中からしんどいペースになりながらも、よく辛抱して頑張ってくれました」

(取材:檜川彰人)

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