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 21日(日)に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブカップに出走を予定しているモリアーナ(牝4歳、美浦・武藤善則厩舎)について武藤善則調教師のコメントは以下の通り。

「前走の秋華賞は前半のペースがあまりにも遅く、位置も後ろだったのでかなり厳しい競馬になるなと思っていましたが、案の定追い出しも遅れ、勝ったリバティアイランドは直線で早々と先頭に立っていたので辛い競馬になりました。それでも直線だけで5着になり、力のあるところは見せてくれました。

この馬は折り合いさえつけばどこからでも飛んでくるというか終いの脚が一番の売りだと思っています。初めての2200メートルで、1600メートルを中心に使ってきた馬なので前半の折り合いがポイントだと思っています。

今回は戻ってきた時から気持ちが入り過ぎているところがあり、いつもなら1週前に追走する追い切りをするのですが、今回は単走中心で気分を乗らせないように調整してきました。しかし、今日はさらに気持ちが入ってテンからいい具合に行き過ぎて、3コーナーあたりからガツっとスイッチが入って、予定以上のタイムが出てしまい反動がないか心配しています。力がついてきたこともあってスイッチが入った時のかかり具合というのは今までと違ってきています。

4歳になって馬体も充実しています。折り合いがついたら弾けるなと思わせる体格になってきました。今年1年大きなレースに向かっていけると確信しています。そういう意味でも今年の初戦となるこのレースはしっかり走って欲しいと思っています。

レースは横山典弘騎手におまかせしています。このレースは牝馬がなかなか勝てないレースだと言われていますが、1991年に牝馬のメジロモントレーで勝った騎手が横山典弘騎手です。折り合いさえつけば直線で良い脚を使ってくれると思います」

(取材:小林雅巳)

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