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小倉11Rの第61回愛知杯(4歳以上GIII・牝馬・芝2000m)は1番人気ミッキーゴージャス(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒9(良)。半馬身差の2着に8番人気タガノパッション、さらに3/4馬身差の3着に2番人気コスタボニータが入った。

ミッキーゴージャスは栗東・安田隆行厩舎の4歳牝馬で、父ミッキーロケット、母ミッキークイーン(母の父ディープインパクト)。通算成績は7戦5勝。

レース後のコメント
1着 ミッキーゴージャス(川田将雅騎手)
「何より師匠である安田隆行調教師が今年の2月で定年になります。師匠とともに獲れる最後の重賞のチャンスだったと思いますので、そこを決め切ってくれたことを本当にありがたく思います。今日の返し馬でも、まだあまり良さを出せていないという雰囲気ではありました。何より今日は勝ち切ることが本当に大事なレースだったので、レースの内容がどうこうというよりも必ず勝てる競馬をというところで競馬をしてきました。これを経て、改めてこの馬らしく歩めるような時間をこれから作っていければと思っています。追い切りではとても素晴らしい背中をして、良い動きもできるのですが、競馬場に連れてくると、まだそれを出すに至らない体です。もっと時間が経って成長してくれば、そういう面も解消されてきて動けるようになると思うので、その辺は時間待ちかなというところです。僕はありがたく良い馬に乗せていただいています。繰り返しますが、安田調教師とともに最後の重賞を勝つことができたことの方が僕にとってとても大きなことですので、本当に嬉しく思います。寒いなか、これだけ多くのお客さんの前でミッキーゴージャスが人気に応えて勝ってくれました。師匠の安田先生は騎手としての現役時代、"小倉の安田"と言われるくらい小倉に馴染みのあった先生です。その先生が大事にしてきた小倉競馬場で重賞を勝てたことをとても嬉しく思いますし、みなさんにもそれを覚えておいていただけたら嬉しいなと思います。ありがとうございました。」

(安田隆行調教師)
「ドキドキしました。よく押し切ってくれました。無事にここをクリアすることが出来ました。馬は凄く良くなってきてました。今日もプラス2kgで輸送減りしません。タフになりました。これから大きいところへ向かえると思います」

2着 タガノパッション(菱田裕二騎手)
「枠順が良く、終始スムーズに競馬が出来ました。4コーナーで抜群のタイミングで仕掛けることが出来て差し切れるかと思いましたが、勝ち馬が強かったです」

3着 コスタボニータ(鮫島克駿騎手)
「枠順の利は生かせたと思います。インにこだわって競馬をしようと考え、勝ち馬が動いて行っていい目標が出来ました。進路も綺麗にあいたのですが、ラスト200mで甘くなってしまいました」

4着 アレグロモデラート(富田暁騎手)
「理想的な位置で、この馬のリズムで行けました。勝った馬は早目に動いていきましたが、しぶとく自分の競馬が出来ました。重賞で良い経験が出来て、自己条件で頑張ることが出来ると思います」

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