お知らせ:

競馬実況web

1月14日(日)に中山競馬場で行われる第64回京成杯(GIII)に出走予定のアーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)について、追い切り後の武井亮調教師のコメントは以下の通り。

(前走の百日草特別を振り返って)
「この馬は能力があるというのは分かっていたので、メンバー的にも負けられないと思っていました。ただ、スタートもそんなに出なくて前とも距離が出来て、逃げ馬は完璧なペースで逃げていたので、これはまずいなと思って見ていましたが、最後に凄い脚を使って差し切ってくれたので、元々能力のある馬だとは思っていましたが、もしかしたら、それ以上の馬かもと思わせてくれるレース内容でした」

(2カ月ぶりのレースですが、この間の調整は?)
「肉体的には修正するところは無いのですが、精神面が凄く幼くて、何も出来ないような馬だったのですが、それがデビュー戦から1戦ごとに成長してくれて、普通の馬になってきたかなという感じです。調整もしやすかったと思います」

(1週前の追い切り内容は)
「精神面で成長したとはいっても、まだ課題はあって、馬がゴールの位置を分かっていて、ゴールで気を抜くという事が習慣になってしまって、騎手にはゴールまで気を抜かないでゴール板を過ぎても、しっかりと反応させて、抜け出した時の挙動を確かめてくれ、という指示でした。以前は1頭になると、気を抜いて止まりそうになっていましたが、今回はそれも解消していました。成長を確認できました」

(今朝の最終追い切りについては)
「この馬の場合は、先週で課題も含めて確認を終えていたので、今日は先輩のハーツコンチェルトと一緒に併せて、余裕を持ってゴール出来れば良いよ、という指示で、その通りの動きをしてくれたと思います」

(肉体面、精神面について)
「肉体面が完成するのは、まだまだ先だと思います。ただ元々の能力が高い馬なので、あれだけ走れると思います。現状では、この2カ月間でもメチャクチャ成長したという所は無くて、肉体面の成長はまだ先かなと思っています。精神面に関しては、あともう少しで、普通の競走馬レベルになってくる、そんな感じまで来ています」

(中山の舞台については)
「デビュー戦は札幌で勝っているので小回りは問題無いと思いますが、多頭数は初めてになるので、そこがどうなるのか、やってみないと分かりませんが」

(この馬の長所は)
「基本的に高いスタミナとスピード、切れ味。ポテンシャルの高い馬だと思います」

(この馬にはどんな活躍を期待していますか)
「絶対にダービーにいって勝ちたいと思っているので、本当にここのレースが勝負だと思っています。ここで勝たないと、またダービーへ行くためのローテーションをいろいろと考え直さないといけないので。ここで勝ってしまえば、もう何も考えないでダービーへ向かっていけるので、本当に今回は勝ち切りたいと思っています。アーバンシックは、これからとんでもない馬になる可能性があると思っています。今はまだ、そこに向かって飛び立つ前の段階だと思いますが、ここ(京成杯)もしっかりとクリアしてくれると思っていますので、先々も含めて応援して頂けると嬉しいです」

(取材:木和田篤)

お知らせ

お知らせ一覧