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1月14日(日)に京都競馬場で行われる第71回日経新春杯(GII)に出走を予定しているサトノグランツ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)について、追い切り後の友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

「前走の菊花賞は、馬の具合は良かったのですが、緩急のついたペースになり、よーいドンの競馬になったぶん、この馬の持ち味が出せなかったように思います。前半がゆっくりで、後半でペースが上がった時に、ついていけなかったという感じがしました。

さすがに菊花賞を走ったあとなので、レース後、1週間や2週間は疲れが残っているような感じでしたが、そこから牧場の方がうまくケアをしてくれて、このレースに向けて良くなって来たように思います。レース後に放牧に出て、12月の中頃に栗東に戻ってきて、順調に調教しています。もともと体の緩い馬だったのですが、だいぶしっかりしてきて、いい感じになってきたと思います。

追い切りは、年末年始の変則日程のため、4日(木)に、ジョッキーに乗ってもらってCWでしっかり追いました。馬場が重くて、全体の時計はそれほど速くなかったのですが、しっかり負荷がかかっていい追い切りができたと思います。きょう10日(水)の最終追い切りは、厩舎の調教助手が乗って、ポリトラックコースで併せ馬でやりました。いい動きだったと思います。大きな馬なので、初戦からどうかなとは思うのですが、この馬なりには仕上がったと思います。

エンジンのかかりが遅い馬なので、京都の3コーナーからの下り坂を利用して、そこでスピードに乗っていければ、この馬の持ち味が出ると思います。エンジンのかかりは遅いですが、エンジンがかかればすごくいい脚を長く使えるところが持ち味です。

3歳の頃からまだまだ体が緩いと感じていました。体がしっかりしてくれば、瞬発力勝負になっても十分対応できると思いますし、4歳になったこの馬には期待しています。

消耗戦になって、最後、下り坂を利用して脚を伸ばせるような展開になれば、十分チャンスがあると思います。3歳の時にはGIには手が届かなかったのですが、4歳になって、何とかGIを獲りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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