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中山11Rの第40回フェアリーステークス(3歳GIII・牝馬・芝1600m)は5番人気イフェイオン(西村淳也騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分34秒0(良)。クビ差の2着に6番人気マスクオールウィン、さらにクビ差の3着に4番人気ラヴスコールが入った。

イフェイオンは栗東・杉山佳明厩舎の3歳牝馬で、父エピファネイア、母イチオクノホシ(母の父ゼンノロブロイ)。通算成績は3戦2勝。

レース後のコメント

1着 イフェイオン(西村淳也騎手)
「終始手応えが良く、自信を持って直線に向けました。大外枠で難しい競馬になるだろうと思っていたので、何とかスタートだけはうまく切りたいと思っていました。その通り良いスタートが切れて、思い描いたレースができました。まだまだ若くて、改善点はいっぱいありますが、着実に克服していけば、凄い馬になると思います。未勝利勝ち後、すぐに重賞を勝つことはそうそうないですし、クラシックに乗れるといいですね。昨年は目標だったGIを取ることができませんでしたが、今年はぜひGIを取りたいです」

(杉山佳明調教師)
「西村淳也騎手が、フェアリーステークスに行けば絶対勝てるというので使いましたが、騎手を信じて良かったです。14番枠でも絶対勝てると言ってくれているのですから信じていました(笑)。最後にもうひと踏ん張りして根性もあって、まだ課題もありますが良い競馬をしてくれました。本当にセンスのある馬で、こういう馬で桜花賞へ行けたらと思っていました。この後はまた山元トレセンに出して調整してもらいますが、賞金加算もできましたので、本番前に一度使うか直行するかになると思います。(重賞初制覇について)去年も、もっとできたなという思いが自分のなかにありましたが、私自身、トレセンに入る前に社台ファームで10年お世話になりましたから、その社台ファームの馬で勝てた事が良かったです。いろいろ勉強や経験をさせて頂きましたから、そのおかげで調教師になれたとも思っています」

2着 マスクオールウィン(津村明秀騎手)
「悔しいです。もう少しでした。スタートが今ひとつだったので、プランを切り替えて、後ろから脚を使わせようと思いました。3、4コーナーでの雰囲気は良かったです。前が渋太かったですが、良い脚を使っていました。力まず走ることを覚えれば、1600mも足りると思います」

3着 ラヴスコール(横山武史騎手)
「悔しいですね。一歩目が速くなかったですが、馬群の内側に収まって、最後は狭いところを割って伸びてくれました」

4着 スティールブルー(C.ルメール騎手)
「残念ながら後ろ過ぎました。最後はよく来ていました。スタート前は心配するところがあるなど、まだ子供で勉強がいります。それでも重賞を勝てると思いますし、距離は1800mぐらいまでが良いと思います」

5着 ニシノティアモ(田辺裕信騎手)
「良い感じでしたが、外枠のぶんのロスはあったと思います」

8着 ティンク(佐々木大輔騎手)
「スタートが良くて、楽に追走できました。調教よりも競馬の方が乗りやすかったです。勢いがついてコーナーを回るのが理想でしたが、ジリジリという感じで食らいついていました。のめるようなところも改善されていますし、このまま良い方向に行ってほしいです」

9着 キャプテンネキ(R.ピーヒュレク騎手)
「スタートが良くて、リズム良く行けました。良い手応えだったので、チャンスがあるかなと思いました。しかし最後の坂で止まっていたので、距離かなと思います。それ以外は乗りやすかったです」

10着 メイショウヨゾラ(三浦皇成騎手)
「スタートが上手で、良いところにつけられました。しかし、追い出してからの反応が、思ったよりなかったです。センスも能力もあるので、今後も頑張ってくれると思います」

12着 ジークルーネ(R.キングスコート騎手)
「スタートは出てくれました。前に行くか控えるかを考えて前に行きましたが、そこでエネルギーを使ってしまい、あまり伸びてくれませんでした。左回りの方が合いそうです」

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