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中山11Rの第73回中山金杯(4歳以上GIII・芝2000m)は5番人気リカンカブール(津村明秀騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒9(良)。半馬身差の2着に8番人気ククナ、さらにクビ差の3着に6番人気マイネルクリソーラが入った。

リカンカブールは栗東・田中克典厩舎の5歳牡馬で、父シルバーステート、母アンブラッセモワ(母の父Zoffany)。通算成績は10戦5勝。

レース後のコメント
1着 リカンカブール(津村明秀騎手)
「(年初の重賞制覇に)気持ちいいですね。久しぶりに(自身の)誕生日が金杯当日にならなかったので残念ですが(笑)、良かったです。今日の芝のレースを見ていて、時計が速く前が止まらないレースが続いていたので、位置を取りにいくことだけイメージしながらいきました。どんなレースでもできると聞いていたので、僕のイメージで行こうと思いました。手応えも抜群でしたし、期待通りに伸びてくれて、先頭に立ってからもしっかり走れていたので良かったです。精神面もまだ幼いところがあったり、若い感じは残しています。これからもっと良くなると思います」

(田中克典調教師)
「よく頑張ってくれました。津村騎手も上手に乗ってくれましたし、空いていてラッキーでした。(重賞初制覇)嬉しいですし、スタッフも喜んでいると思います。タイトルを取れて良かったですし、ここまで馬に合わせながらやってきて、そこはオーナーの理解が大きかったと思います。今後については様子を見ながらになりますが、今年活躍してもらえたらと思います」

2着 ククナ(戸崎圭太騎手)
「すごく乗りやすい馬で、状態は良かったと思います。道中、良い感じで流れに乗って、終始、手応えも良くスムーズな競馬ができました。直線も前を捌いてよく伸びてくれました」

3着 マイネルクリソーラ(M.デムーロ騎手)
「外枠でしたし、スタートを上手く出て、良いところにつけられました。流れが速くなると思いましたが、速くなりませんでした。直線に向いて外に出して、ジリジリと上がってきましたが......」

4着 ボーンディスウェイ(木幡巧也騎手)
「力は出せたと思いますし、競馬の形としては悪くなかったと思います。結果論ですが、もう少し淡々と流して行っても良かったのかもしれません。しっかり脚は使えていますがジリ脚なので、もっと賭けに出ても良かったのかもしれません。長く脚を使えますから、作戦を変えて競馬をしてみてもいいかもしれません」

6着 クリノプレミアム(松岡正海騎手)
「1コーナーでスムーズだったら勝ち負けだったと思います。力は衰えていないので、使われてさらに良くなると思います」

8着 カテドラル(荻野極騎手)
「力んでいるところがあったので、道中はなだめながら我慢していました。最後は馬群を割りながら脚を使っていました。仕掛けどころから直線までの運びがスムーズなら違っていたと思います」

11着 エピファニー(R.ピーヒュレク騎手)
「道中はずっとペースが流れず、この馬に向かない展開でした。力んで走っていたので、息がもちませんでした。展開の助けが必要だと思います」

12着 サクラトゥジュール(R.キング騎手)
「最初のコーナーで前が狭くなったり、ペースが遅かったりで、リズムが狂ってしまいました。頑張って走りましたが、理想的な流れになりませんでした」

13着 アラタ(横山和生騎手)
「レース間隔を空けて状態はすごく良かったです。1コーナーで外から来られてラチに接触する不利が痛かったです。そこがスムーズだったら、もっといい勝負になっていたと思います」

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