26日(日)に東京競馬場で行われる第43回ジャパンカップ(GI)に出走予定のタイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)について、追い切り後の栗田徹調教師のコメントは以下の通り。
「(今朝の追い切りは)先週、今週と横山和生騎手が乗ってくれて感触を掴んでくれましたが、先週に結構全体的に時計を出した流れから、当該週なのであまりやりすぎないようにという指示の中で、先週からの変わり身を騎手に掴んでもらいました。前半は結構前進気勢が強かったのですが、騎手は折り合いはついていたと言っていました。終いもしっかりしていて、無理せず時計も出ましたから、先週からはかなり良くなったのではないかなと思います。ジョッキーからは『先週からはだいぶ良くなったけど、まだまだ改善する所はある』という話だったので、このあとまたゆっくり話をしようと思います。
(前走を振り返って)その前の天皇賞が競走中止、という結果になってしまって、多くの心配する声も聞いていました。かなり自分たちもショックは受けましたが、とにかく馬が無事に帰ってきてくれて、無事にひと夏を越してくれました。
坂路も閉鎖されていて暑い時期でもありましたから、調整は難しかったです。そういう所を考えて注意しながら調整をさせてもらいました。オールカマーは勝った馬は強かったですが、この馬らしい競馬が出来たのではと、この馬の底力を再認識させられる一戦だったと思います。
(前走後は)近郊に3週間ほど放牧に出して、そこではかなり心身のバランスが取れているという事でした。自分でも確認に行きましたが、そのような様子が伺えました。トレセンへ入って来てからは、その頃には坂路も使えるようになっていたので、この馬のスタイルで調整させてもらいました。
(自分自身の気持ちはオールカマーと比べて)気持ちはそれほど変わらないですが、良くはなって来ていると感じると同時に、春のこともあるので慎重にならざるを得ない、という対極のところで調整させてもらっています。
ダービー以来の左回りですが、長い距離を使うにあたってたまたまそういう(右回りの)条件だったので、左右差はあるにしてもダービーや東スポ杯でも大きく崩れてはいなかったですし、近走では走りのバランスも少しずつ良くなって来たと思っているので、その辺り(左回り)には対応できると思っています。
世界の名馬が集まるレースですし、歴代の勝った馬のその後の種牡馬としての成績も素晴らしいですから、やはりこのレースに管理馬を出走させられるというのは調教師、厩舎の従業員も含めて冥利に尽きるのかなと思います。
(どんなパフォーマンスをしてくれれば理想的?の問いに)宝塚記念を勝った時の状態が、騎手、自分、スタッフも含めてしかわからない、その時の状態はみんなが言葉を交わさなくても分かるような状況でした。そのような状態に少しでも近づけてジャパンカップという大きな舞台に立たせてあげたいという思いがあります。
この馬は本当に人気があって、本当に沢山のお手紙、お守りを頂いて本当に感謝しています。春はご心配をおかけしましたが、ここまで順調に来られました。盛り上がるジャパンカップという舞台で、少しでも期待に応えられるように厩舎でここまでやって来ました。強い馬が何頭もいるので、当日は足を運んで頂いて、後押しをして頂ければと思いますので、応援よろしくお願いします」
(共同会見より取材:大関隼)

