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東京11Rの競馬法100周年記念第168回天皇賞(秋)(3歳以上GI・芝2000m)は1番人気イクイノックス(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分55秒2(良)。2馬身半差の2着に6番人気ジャスティンパレス、さらに1馬身1/4差の3着に3番人気プログノーシスが入った。

イクイノックスは美浦・木村哲也厩舎の4歳牡馬で、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母の父キングヘイロー)。通算成績は9戦7勝。

レース後のコメント
1着 イクイノックス(C.ルメール騎手)
「安心しました。今日はイクイノックスの強さを見せられて良かったです。もちろんGIで1番人気に乗ったら集中しますね。しかし、イクイノックスの能力をよく知っていますから、勝つ自信がありました。
だんだん加速してくれました。こういうペースでも彼は速いペースを維持することができました。ゴールして時計を見た時はすごくビックリしました。
私にとって天皇賞は日本で大事なレースなので、今日は勝てて良かったです。(この馬の良さは)スタートから良いポジションを取れますし、その後は冷静に走れます。最後はすごく良い脚で伸びてくれます。有馬記念を勝っていますしスタミナもあります。完璧な馬です」

(木村哲也調教師)
「ホッとしました。昨年とはプロセスが全然違いますし、多くのファンの皆様が注目する中、また天皇皇后両陛下をお迎えしての天皇賞であり、1番人気になると思っていましたし、結果はどうあれ、恥ずかしい仕事はできないと思ってやってきました。輸送からトラブルも無く、馬は集中力があり、良い状態で順調に来られました。レースについて、ルメール騎手と話してはいませんが、馬の様子から、宝塚記念とは違うレースになるなと思っていました。レースは道中、不利なく立ち回っていましたし、心配する事なく見ていました。最後はホッとしました。(レコードについて)昨日、馬場を歩いた時に馬場造園課の方とこれは速いタイムの決着になると話をしていましたし、今朝歩いてもやはりそれを感じました。またこの素晴らしいレースに対し、全ての馬の関係者が真剣に勝ちに来るからこその時計だと思います。(世界Nо.1ホースを管理し続ける事について)こんな事言っていいのかわかりませんが、正直きついですが、幸せでもあります。世界に数多くいる調教師の中で、今この気持ちを味わえているのは自分だけですからね。プレッシャーから色々研ぎ澄まされている部分もあります。自分もスタッフも、全ての管理馬で、目の前のレースを最大目標だと思って全力で臨んでいます。少しでも隙を見せたら勝てませんし、120%で臨んでいます。この後の事は、またこの後話があってから考えたいと思います」

2着 ジャスティンパレス(杉山晴紀調教師)
「ゲートがもう少し決まっていれば、行く構えもありましたが、速い流れになり、腹を決めて終いを活かす競馬に切り替えました。こういう脚を使えるイメージがなく、びっくりしています。流れが向いたかもしれませんが、収穫はこの時計を出せたことだと思います。それでも、想定の範囲を超えていました」

3着 プログノーシス (川田将雅騎手)
「素晴らしい具合で、とても良い走りを見せてくれました。全力で頑張って、ここまで来てくれました」

(中内田充正調教師)
「自分の競馬は出来たと思います。強い相手に差を詰められて、うちの馬も頑張って走ってくれたと思います。2000mがベストだと思うので、(今後は)そのくらいの距離(のレース)からオーナーと相談して決めますが、まずは馬の無事を確認してからですね」

4着 ダノンベルーガ(J.モレイラ騎手)
「ペース、時計が速くなりましたが、良いスタートを切って、手応えが良く、良いポジションを取れました。終いの脚も良かったですし、最後までファイトしてくれましたが、相手が強かったです。このレースを使って、次のレースはもっと良くなると思います」

5着 ガイアフォース(西村淳也騎手)
「思った通り乗れました。後ろを待ったところで、後ろは凄い馬だらけですし、この馬はそこまでビュっという脚がないので、4コーナーを回ってどれだけセーフティーリードをとってゴールできるかと思っていましたが、相手が強かったです。それでも良く頑張っていますし、今後が楽しみです」

6着 アドマイヤハダル(菅原明良騎手)
「中団辺りで雰囲気良く運べました。このメンバーでも力を出せたのは良かったと思います」

7着 ドウデュース(戸崎圭太騎手)
「スタートも上手に出てくれて、ポジションもイクイノックスを見る形でした。思ったより少し前に行く形になったのですが、道中は少し力むような感じがあって、その部分が最後影響しました。もう少しリラックスさせてあげられればよかったなという感じです」

(友道康夫調教師)
「ゲートを出て少ししたところで躓いて、そこから噛んでしまって力んだ分と、休み明けで本来の伸びを欠いたのかなと思います。3頭併せの真ん中で競馬をするのも初めてでしたし、自分のリズムで走れなかったのかなと思います」

8着 エヒト(横山和生騎手)
「ゲートもこの子なりに上手に出てくれましたし、このメンバー、この時計の中で良く走ってくれていると思います」

11着 ジャックドール(藤岡佑介騎手)
「他の出方次第ですが、向正面ではハナに立っていこうというのは決めていました。スタートして内から少しガイアフォースがきましたが、抑えてハナに行く形になりました。レース的には、あのペースだったら後ろを離して逃げたいという意図だったのですが、ぴったりくっついてこられているのがわかっていましたし、4コーナーを待たずしてバタバタという感じになりました。これだけの勝ち時計の競馬でアグレッシブに行った結果だと思います。少しメンタル的にも以前ほど踏ん張りが利かない感じがします」

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