佐賀競馬場（雨・重馬場）で行われた3歳馬による重賞、第3回佐賀ユースカップ（1400m、12頭）は、道中は中団を追走した1番人気のブレイブアモーレ（石川慎将騎手）が直線抜け出し、1分29秒１で重賞初制覇を飾った。1馬身1/4差の2着に4番人気のアネロイドが入り、さらに3馬身差の3着には5番人気のリネンマンボが追い込んで続いた。2番人気のホームランは4着、逃げた3番人気のネコネコロコガールは10着に終わった。

勝ったブレイブアモーレは父バンブーエール、母オーミパドドゥ（その父マーベラスサンデー）の牡3歳栗毛馬、佐賀・手島勝利厩舎の管理馬。通算成績19戦5勝、前走九州ダービー栄城賞2着からここに臨んで重賞初制覇を飾った。

レース後のコメント

1着ブレイブアモーレ（石川慎将騎手）
「前走のダービーもすごく調子が良くて悔しい思いをしましたが、終わってからも一段と良くなっていました。今日、雨が降っていたので、それが心配でしたが、ダービー馬も皐月賞馬もいなかったので、落としたくありませんでしたから、勝てて良かったです。調教の時はわりと馬はやんちゃですが、レースだと落ち着いてくれて、いつもと変わりなくレースは迎えられました。基本的に、プランとしては2番手まで行けたらと思っていたのですが、ゲートを甘く出てしまったので、最悪2列目3列目でと思っていました。4コーナーでは前をかわせると思っていたので、あとは馬が遊ばないように、ゴールまでしっかり追いました。夏を越して、また秋に帰ってきますから、それに向けて成長してもらって、またテクノゴールドやネオシエルと互角にやれるようにと思います。雨の中、ご来場頂きありがとうございます。またブレイブアモーレが出る時は応援してください。よろしくお願いします」

2着アネロイド（吉本隆記騎手）
「今日は先行できませんでしたが、どこからでも競馬ができるタイプなので、位置は問題無かったです。ペースが流れたので、3コーナーあたりから前へ上がれましたが、相手が一枚上でしたね。残念ですが、頑張ってくれたと思います」

3着リネンマンボ（田中純騎手）
「しっかりと伸びてはいましたが、やはりこの馬には距離が短く忙しかったですね。少し暑さが気になる感じもありましたが、どの馬もその点は一緒。頑張ってくれましたし、今後も順調に行ってくれたらと思います」

4着ホームラン（吉村智洋騎手）
「スタートはそれなりに出ましたが、ダッシュがつきませんでしたし、ペースも少し忙しかったと思います。追い出してからの手応えは良かったので、距離は長い方が良いと思います。能力はあると思いますから、距離が長くて良馬場だったらという感じです」

5着モルフェアセーラ（出水拓人騎手）
「調子自体は良かったと思います。今日はいつもよりスタートも良かったので、2番手から自分のリズムで行けたと思います。直線も根性を見せて最後まで諦めずに走ってくれましたし、頑張ってくれたと思います」

（取材：うまかつ.net）