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6月25日(日)に阪神競馬場で行われる第64回宝塚記念(GI)に出走を予定しているアスクビクターモア(牡4 美浦・田村康仁厩舎)について、追い切り後の田村康仁調教師のコメントは以下の通り。

(今日の追い切りに関して)
「ここ2回うまくはいかなかったのですが、この馬は叩き良化型なので順調に良くなっています。先週、馬場は悪かったのですが、ある程度負荷をかけてあらかた出来上がっていたので、今週は息を整える程度でということで指示を出して、最後の3ハロンはすごく動きも良かったですし、良い状態で仕上がったかなと思います」

(春の天皇賞を振り返って)
「状態は良かったです。輸送も上手くいきましたし、仕上げに関しては、本当によく出来ていたと思っていましたが、競馬ってそういうもので、なかなか上手く噛み合わなかったかなと思います。結果的には、前がつぶれてしまったり、3,4コーナーのところで進路がなくなってしまったりということもあって、不完全燃焼だったかなという思いもありました。人気に応えられなかったのですごく反省していますが、状態は良くて使いました。馬も元気で帰ってきてくれたので、そこは良かったのかな、仕方がないのかなと思っています」

(宝塚記念への期待)
「今回、非常に良い状態できました。前回も前々回も、休み明けは休み明けなりによかったし、天皇賞ももちろん勝ちにいっていたので良い状態だったのですが、この馬は割と良い状態が持続できます。叩き良化型なので、1回使って、例えば2回使って落ちていくというタイプではないので、多分、復帰後今1番良い状態で今日を迎えたのかなと思っています。

阪神競馬場はアスクビクターモアにとっては得意なコースなんだと思います。昨年非常にタフな競馬でクラシックをとりましたから、本人は得意なコースなんだろうなと思っています。

2200mの内回りというのも、あの馬にとっては非常に向いていると思います。阪神競馬場はすごく難しいコースかと思いますが、うちの馬は競馬のセンスが良いので、そこを上手にこなしていくというのは、最大の強みというかストロングポイントだと思うので、そういうものを活かせるような展開にすれば、逆転は可能なのかなという風に思っています」

(位置取りは)
「今の段階では、あまり考えていないです。僕はいつもそうですが、枠順が決まってから考えようと思っています。前回天皇賞が終わってからも、武史くん(横山武史騎手)とはほとんど喋っていません。ここ2週間くらいすごく良い内容で馬は動いてきていますが、それ以外の馬の話はするのですが、アスクビクターモアの話はしていません。なので、今日明日くらいは電話で話しますが、あとは当日枠順が決まってから相談をします」

(距離に関して)
「距離は良いと思っています。2000mより2200mの方が多分得意なんだろうなと思います」

(練習をしていたゲートに関して)
「一昨年とかは、割とよかったのですが、なんとなく日経賞のあたりからお行儀が悪いところがあって、日経賞が終わってからもずっと練習はしていました。今回はさらにノルマを強く課して、今までは1頭で入れていたことが多かったのですが、より実践に近くプレッシャーのかかるようなゲート練習に切り替えて、毎週、週2回、ないしは3回やっています。お稽古では全く問題がなく、練習の段階ではケチのつけようがないかなと思います」

(ファンへメッセージ)
「菊花賞を勝った後、本当に申し訳ない、人気を裏切るような形の競馬が2戦続いて、関係者としては、オーナーをはじめファンの皆様に大変申し訳ないなという思いはあります。ただ、本当に出来は良かったので、競馬ってそういうこともあるんですという風に思っています。今回は、調子も良くて過程も良くて、今日まで良い状態になっていますので、皆さんの期待に応えられるような状態にはなっていると思います。当日、良い身体だねと言っていただけるような馬に仕上がっていると思います。逆転するつもりで頑張りたいと思っていますので、応援していただけると嬉しいです」

(取材:藤原菜々花)

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