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14日(水)、稍重馬場の川崎競馬場で行われたダートグレード競走の第59回関東オークス(JpnII・2100m・出走13頭)は、道中2番手につけた3番人気のパライバトルマリン(戸崎圭太騎手騎乗)が2周目の4コーナーで先頭に立ってそのまま押し切り、重賞初挑戦を白星で飾った。勝ちタイムは2分20秒4。

1馬身差の2着に5番人気のクレメダンジュ(JRA)、さらに3/4馬身差の3着に1番人気のメイショウオーロラ(JRA)が入り、地方馬では3着とハナ差でメイドイットマム(船橋)の4着が最高だった。

勝ったパライバトルマリンは父Malibu Moon、母Private Jet(その父Smart Strike)という血統の3歳牝馬で、JRA美浦・林徹調教師の管理馬。通算成績は4戦3勝となった。

〈レース後の関係者コメント〉
1着 パライバトルマリン
(戸崎圭太騎手)
「馬の調子も良さそうでしたし、良いスタートも切ってくれたので、良いリズムで走ることができました。追い切りに乗せて頂いたのですが、少し距離の不安があるなという印象でしたが、道中はすごくゆったり走ってくれて、これなら距離も持つのではないかという感じで、乗せて頂きました。

思った以上に上手に馬が走ってくれて、初物尽くしも全部、何もなくクリアしてくれたのではないかなと思います。

(直線の雰囲気は)手応えもありました。クリストフの馬(フェブランシェ)がハナに行っていましたが、僕の馬が先頭になってから少しフワっとするところがありました。ただ、またさらに追うとしっかり反応してくれて伸びていってくれたので、強い内容だったのではと思います。

この距離もクリアできたということで、視野も広がるのではないかなと思います。

本日は、競馬場にお越し頂きまして、こうして応援して頂き誠にありがとうございます。この馬もまだまだこれから活躍してくれると思いますので、応援のほどよろしくお願いします」

1着 パライバトルマリン
(林徹調教師)
「ひとえに、戸崎騎手の好騎乗のおかげです。2100mが初めてでしたし、どちらかと言うとこれまでが前進気勢の強いレース内容だったので、どれだけ距離延長に対応できるかだと思っていました。折り合いがカギの馬ですが、戸崎騎手が完璧に折り合いをつけてくれて、スムーズな競馬をしてくれました。この距離をこういう形でこなしてくれたのは、今後に向けて大きいです。これだけの勝ち方をしてくれましたし、今後はオーナーと相談して決めようと思います」

2着 クレメダンジュ
(和田竜二騎手)
「出来が良かったですし、スタートも上手く切ってくれて良い所につけて流れに乗れました。ただ、勝負どころで動けない所に入ってしまいました。最後もしっかり伸びていますが、(勝った)相手も先行しながら脚を溜めていましたね。ただ、長い距離も走れますし、一戦ごとに力をつけています」

3着 メイショウオーロラ
(本田優調教師)
「道中でぶつけられたり、乗りかかられたりしていました。ですが競馬ですから、仕方がない所もあります。今回は初の輸送、初のナイターでもありましたし、まだこれからの馬です」

5着 マルグリッド
(今野忠成騎手)
「周囲と左回りを気にしていて、もたれながら走っていました。でも最後は伸びましたし、利口な馬です。これからも活躍出来そうです」

7着 フェブランシェ
(クリストフ・ルメール騎手)
「トビが大きな馬で、小回りの競馬場はあまり良くないです。物見をしながらも冷静に走っていましたが、最後はブレーキしていました。まだ馬が若いですね」

(取材:大関隼

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