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大井競馬場(晴、重)で7日、第69回東京ダービー(SI・2000m)が行われ、道中は2番手を追走した圧倒的1番人気のミックファイア(大井)が後続に6馬身差をつけて圧勝。無敗で南関東二冠を達成した。2着に2番人気のヒーローコール(浦和)、3着に4番人気のナンセイホワイト(大井)が入り、3番人気のサベージは4着だった。

ミックファイアは父シニスターミニスター、母マリアージュ(母父ブライアンズタイム)の牡3歳・鹿毛。デビューから5戦無敗で、羽田盃に続く南関東二冠を達成した。管理する渡辺和雄調教師、御神本訓史騎手はともに東京ダービー初制覇となった。

レース後のコメント

1着 ミックファイア(御神本訓史騎手)
「今年、南関東同士でやるのは最後の(東京)ダービーというのもありましたし、人気を背負ってのダービーになりましたし、思うことはたくさんありましたが、勝つことができてホッとしたのと、非常に嬉しく思います。
(ウイニングランについて)非常に嬉しかったのは間違いなく、この空間を少しでも皆さんと共有したかったので、少し長い時間(馬場に)居させてもらいました。
前回も馬のリズムを崩さず、折り合いを重視しながら乗ったのですが、(休み明け)2走目ということもあり、ペースも遅かったですし、やや力みながらでしたが、ミックファイア自身がうまく走ってくれたと思います。手応えも良く、弾け方も凄かったのですが、ダービーは何があるかわからないので、最後まで一生懸命、しっかりと追いました。
本当に、成績を見ての通り、とんでもないスケールの馬だと思うので、無事に成長してほしいと思います。今日はミックファイアの応援をしていただき、本当にありがとうございました。無事、ミックファイアをダービー馬にすることができましたし、自身もダービージョッキーになることができましたし、本当に皆さんのおかげだと思っています。これからも応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

1着 ミックファイア(渡辺和雄調教師)
「星加オーナーをダービーオーナーに出来たのが嬉しいです。前走は休み明けで何とか間に合ってあの走りでしたし、今回は中間にとても順調でしたから、スムーズに行けば結果を出してくれると思っていました。4コーナーをスムーズに回れれば大丈夫と思っていましたが独走になって、あらためて凄い馬だと思いました。これだけの馬ですから、体調が無事であることが大前提ですが、状態が整えば三冠を目指したいと思います。JRAの強い馬もたくさんいますし楽ではないと思いますが、オーナーも望んでいますし、何とか無事に次の舞台へ連れて行ってあげるのが目標です」

2着 ヒーローコール(森泰斗騎手)
「ペースが遅くて、早めに捕まえに行きましたが......。相手を褒めるしかありません」

3着 ナンセイホワイト(笹川翼騎手)
「良い競馬をしてくれて、この馬の力を出し切って悔いのない競馬でした。自厩舎の馬でダービーに乗れたのは感慨深いです。まだまだ先々のある馬ですから、今後に期待したいです」

4着 サベージ(石崎駿騎手)
「ペースがちょっと遅かったのですが、その中で折り合いはついた方でした。捌くのに何頭かいたので、最初はちょっと苦労しました。ペースや馬場は分かっていました。結果的に普通のこの馬の伸び脚なら、2着には来て欲しかったのですが、勝った馬は強かったですし、その辺りは仕方がないでしょう」

5着 オピニオンリーダー(矢野貴之騎手)
「この馬の良い所を出せました。勝負根性を発揮してくれて、現状のこの馬の力は出しています。今後に期待したいですね」

(取材:大関隼)

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