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6月4日(日)に東京競馬場で行われる第73回安田記念(GI)に出走を予定しているジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)について、追い切り後の藤岡健一調教師のコメントは以下の通り。

「(前回の大阪杯は)結果的に勝つことができました。ぶっつけに関しては当初からの予定通りです。間隔を取った方が、馬が良化することもわかっていました。最終的にいい状態にもっていけましたが、中間は少し太かったり動きが鈍かったりと苦労した面はありました。しかし、競馬の当日は思った通りでした。レースそのものも武豊騎手が上手く乗ってくれました。時計的にもいい感じでいけました。結果勝ててよかったです。

(マイルに向かった経緯は)この馬はマイルが合うのではないかという気持ちはありました。お父さんがモーリスということもありますし、体型的にもマイルは向くはずだと思っていました。2000mは拘って使ってきましたが、幸いにも2000mでは結果が出ました。この後は安田記念と考えました。

(マイル対応をするための調教については)もう少し筋力をつけていかなければ、ということがありました。もともとスピードがありますが、(マイルの)スピードに対応できるような筋力をつけることです。後は瞬発力も必要となってくるので、その点を鍛えるために若干(調教)パターンを変えています。

(1週前追い切りは)ある程度仕上げていきたいという考えがあって、当該週は輸送もありますので強い追い切りをしました。前に馬を置いての調教でしたが、前との間隔が開いていたのですが追い越していく時の瞬発力は想定していた通り、いいものでした。

(最終追い切りは)全体的に速い時計を出すつもりは無く、騎手にも最後の瞬発力だけ確認してくださいというオーダーはしていました。前に行かせたパートナーの進みが悪く、途中から交わしていく形なりましたが、結果的に時計もちょうど良く、いい動きを見せてくれたので仕上がりに関しては申し分ありません。大阪杯の段階でもいい状態に持ってくることができましたが、もう一段階上がっていることは確実です。騎手も「良くなっている」とのことで仕上がりに関しては心配ありません。

(主張することについて)距離は短くなるということでスピードのある馬が多くなります。前に行く馬も多くなります。騎手に任せることになりますが、この馬のリズムで運べればいいかなと思います。

(抱負を)新しいチャレンジでマイルに参戦します。我々としても十分勝算はあると思っています。この馬は必ず応えてくれると思っています。多くの方に応援していただければと思います」

(取材:檜川 彰人)

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