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5月28日(日)に東京競馬場で行われる第90回日本ダービー(GI)に出走を予定しているサトノグランツ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)について、川田将雅騎手の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「前走の京都新聞杯は、最後はたくさんの馬が横並びになる中で、何とか絞り出して前に出てもらって、勝ち切ってもらったというところです。道中はとてもリズム良く走れていましたし、いい雰囲気で道中は走ることが出来ていたと思います。最後もこの馬としてはしっかり動けていたと思います。

2歳の未勝利戦に乗った時も、背中はいい雰囲気の馬ではありましたが、やはり幼さがあり、まだ体が動けない状態でしたので、それを少しずつ少しずつ動かしていきながら、直線でゴールに入るまでに何とかつかまえて、という未勝利戦でした。これから良くなってくる馬だなという話をしながらというところだったので、ダービーに間に合って、良かったという思いです。

とても素直な穏やかな馬です。2200mまで走れていますし、あと200m延びますが、対応できるだろうと思いますし、左回りに関しても、特に問題なくこなしてくれるのではないかというイメージです。何よりダービーですから、初対戦のメンバーというよりは、この馬自身が、ダービーにおいてどれだけの競馬が出来るかというところです。

日本の競馬は、ダービーに始まりダービーに終わるというか、ダービーを中心に一年が動いていると言っても過言ではないです。ダービーが終われば次の年のダービーに向けての新馬戦が始まっていきます。ジョッキーとすれば、18頭の馬の1人のジョッキーとして、常にダービーに参加していたい、その舞台に立っていたいと思うレースです。そういうレースはなかなか無いですから、ダービーというのは、競馬界にとって、とても大事な、重たいレースだと思っています。サトノグランツが京都新聞杯をしっかり勝ち切ってくれたことで、賞金を加算してダービーを迎える中、今年もダービーに乗れるということをありがたく思います。そこが一番ですかね。当日は朝から競馬場の雰囲気が違いますし、ダービーのために一年やってきていますので、特別なものであるのが当然だと思います。本当に特別な時間です。

(東京競馬場の芝コースについては)内も残りましたし、全体的に芝コースはいい状態で行われていたと思いますので、とてもフェアな馬場だと思っています。この馬自身がリズム良く走れる競馬を、というところですね。

お客さんがたくさん戻ってのダービーですので、天気良く、素晴らしい一日になることを願っていますし、その中で、サトノグランツとともに、精一杯の走りでダービーというものに挑んでいきたいと思いますので、当日まで無事に迎えてもらって、全力で頑張りたいなと思っています」

(取材:三浦拓実)

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