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大井競馬場(晴、重)で24日、第68回大井記念(SI、ダート2000m)が行われた。中団のインコースを追走した3番人気のセイカメテオポリス(大井)が、直線で抜け出して優勝した。タイムは2分05秒2、金沢の吉原寛人騎手の騎乗だった。2馬身差の2着は逃げた9番人気のカジノフォンテン(船橋)、アタマ差の3着に1番人気のライトウォーリア(川崎)が入った。2番人気のランリョウオー(浦和)は8着だった。

セイカメテオポリスは父マジェスティックウォリアー、母ボウピープ(母の父ディープスカイ)の牡5歳、鹿毛。通算23戦4勝。重賞は2021年の戸塚記念(川崎)、前走のオグリキャップ記念(笠松)に続いての3勝目。大井・渡辺和雄厩舎の所属で、厩舎としては2週前の羽田盃(ミックファイア)に続くSI制覇となった。

【レース後のコメント】

1着 セイカメテオポリス(吉原寛人騎手)
「(自身にとって久しぶりの南関東重賞制覇で)最高に気持ち良いです。(馬自身は)オグリキャップ記念を勝って、その後はダメージがどうかと思いましたが、回復も早く、良い状態で迎えられるということで、返し馬の雰囲気も良かったので、自信を持って乗りました。レース前から作戦を立てていて、あの位置が取れたらと思っていました。スタートと反応が良く、良いところを追走できてよかったです。直線に向いて、前と結構距離があって、粘り切られたらまずいな、と思っていました。セイカメテオポリスもしっかり反応して走ってくれたので、交わした時にはうれしかったです。馬も充実期に入り、状態の良さがレースに繋がっていると思うので、良い時に乗せていただいて、本当に感謝しています。(遠征が続き、明日の門別も)がんばります。全国を飛び回って、重賞を勝ちまくりたいですね。今日は応援ありがとうございました。セイカメテオポリスはこれからタイトルをたくさん獲りたいと思うので、よろしくお願いします」

(渡辺和雄調教師)
「去年も良い競馬をしていながら、重賞で2着が3回(金盃、ブリリアントカップ、東京記念)ありましたし、前走の笠松で勝てて、早く地元で1つ(重賞を)勝たせてあげたいと思っていたので凄く嬉しいです。遠征から帰ってきた後に疲れもすぐ抜けましたし、予定していた通り、良い追い切りも出来ました。欲しかった枠も貰えて、スタートも出てくれたので1列前を楽に取れました。ジッとしていれば伸びてくる馬ですし、直線もジョッキーがしっかりと動かしてくれて、2000mピッタリを走る完璧な競馬をしてくれました。羽田盃も同じオーナーの馬(ミックファイア)で勝てて勢いに乗せてもらっている感じですし、2週間後の東京ダービーでもここでインタビューを受けたいなと思います」

2着 カジノフォンテン(澤田龍哉騎手)
「頑張ってくれました。今回は(追い切りで)馬なりでしたが動いていて感じが良かったです。1回使って今回は地方馬相手だったので、強気に乗りました。この馬のリズムで競馬が出来ました。結果的に4コーナーで早く動き過ぎたかもしれませんが、被されるとやめてしまうという事を聞いていたので、早めから流して行きました。残り100mで止まったので、2000mは気持ち長いかも知れませんが、今後が楽しみになりました」

3着 ライトウォーリア(矢野貴之騎手)
「2番手で切り返せていれば、結果は違ったと思います。でも辛抱して走ってくれて、ゴール前も差を詰めてくれました。勝負どころで少し甘くなったのは、久々の分でしょうか」

4着 ミヤギザオウ(今野忠成騎手)
「スタートで出なくて、イメージしていたよりも位置取りが後ろになりました。でも最後は反応してくれましたし、今後チャンスがあると思います」

(取材:大関隼)

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