5月28日（日）に東京競馬場で行われる東京優駿・第90回日本ダービー（GI）に登録しているタスティエーラ（牡3、美浦・堀宣行厩舎）について、堀宣行調教師のコメントは以下の通り。

（前走の皐月賞2着を振り返って）
「重馬場で最終週、そしてハイペース、ある意味特殊な競馬となりました。その中で馬は頑張って能力を出してくれましたし、ジョッキーもこの馬の持ち味をしっかり発揮してくれました。次につながる競馬だったと思います」

（前走後の調整について）
「皐月賞後は一度、ノーザンファーム天栄に10日ほど放牧に出しました。5月3日に帰厩しました。その後は順調に乗り込んできています。中間はなるべくダミアン・レーン騎手に乗ってもらう形でコミュニケーションを図っています」

（最終追い切りを振り返って）
「先週の1週前追い切りでだいたいいろいろな部分が整ってきましたので、今週は最終確認で微調整の予定でした。非常に反応が良くて、特段仕掛けることもなくスムーズに加速できたところと、息が非常にクリアでフィットしているなという部分が、非常に良いコンディションだなと感じました。

（今回のレースに向けて）
「距離延長に関しては、現状は特段問題なさそうな印象です。成長過程としてはこの馬自身が晩成な方ですが、いろいろな部分が良い方向に向いてきているなと感じています。
極端な馬体のアンバランスさもないですし、右回り左回りどちらかでしか能力を出せないという状況ではありませんので、周りに関してはどちらでも能力を出せるかと思います」

（取材：米田元気）